2008年1月23日水曜日

アインとの統合否決 CFS株主総会 イオンが勝利

首都圏地盤のドラッグストア、CFSコーポレーション(静岡県三島市)は二十二日、調剤薬局最大手のアインファーマシーズ(札幌)との経営統合を正式に決める臨時株主総会を静岡県沼津市で開いたが、筆頭株主のイオンなどの反対で統合案は否決された。
 アインも同日午前、CFSとの統合を正式に決める臨時株主総会を札幌市内で開いた。統合案が承認されたが、CFS側で否決されたことで、四月予定の経営統合は白紙になる異例の事態となった。
 経営統合をめぐっては、CFS株を約15%保有するイオンが統合反対の委任状争奪戦を行い、一部の金融機関、取引先・個人株主の支持を集め、否決に必要な三分の一超の反対を確保した。
 臨時株主総会には約三百人の株主が出席。総会では、CFSの役員がアインとの統合に理解を求めた後、質疑をへて、統合への賛否に入った。
 その結果、イオンが総会当日に行使された議決権の42・8%の反対票を確保、CFSは統合の承認に必要な三分の二以上の支持を集められなかった。

(北海道新聞より引用)

0 件のコメント: