2008年1月30日水曜日

オープン戦で割安チケット

日本ハムは北海道移転5年目を記念して、札幌ドームで行われるオープン戦の一部で割安の入場券を発売する。  3月5、6日のヤクルト戦は内外野ともすべて自由席とし、内野が大人2000円、子供(4歳から小学6年生まで)1000円、外野が大人1000円、子供500円。前売り券、当日券とも同額とする。3月9日の巨人戦と同16日の中日戦では、通常立ち見エリアである3階バルコニーに団体専用ボックス席(30人以上、最大60人)を設け、一律6万9000円。  いずれも2月2日から一般販売する。  問い合わせは同球団(電)011・857・3939へ。

(北海道新聞より引用)

2008年1月23日水曜日

アインとの統合否決 CFS株主総会 イオンが勝利

首都圏地盤のドラッグストア、CFSコーポレーション(静岡県三島市)は二十二日、調剤薬局最大手のアインファーマシーズ(札幌)との経営統合を正式に決める臨時株主総会を静岡県沼津市で開いたが、筆頭株主のイオンなどの反対で統合案は否決された。
 アインも同日午前、CFSとの統合を正式に決める臨時株主総会を札幌市内で開いた。統合案が承認されたが、CFS側で否決されたことで、四月予定の経営統合は白紙になる異例の事態となった。
 経営統合をめぐっては、CFS株を約15%保有するイオンが統合反対の委任状争奪戦を行い、一部の金融機関、取引先・個人株主の支持を集め、否決に必要な三分の一超の反対を確保した。
 臨時株主総会には約三百人の株主が出席。総会では、CFSの役員がアインとの統合に理解を求めた後、質疑をへて、統合への賛否に入った。
 その結果、イオンが総会当日に行使された議決権の42・8%の反対票を確保、CFSは統合の承認に必要な三分の二以上の支持を集められなかった。

(北海道新聞より引用)

2008年1月18日金曜日

強制動員の遺骨4体韓国へ 室蘭、赤平 市民団体が来月返還

戦時中、道内で強制的に動員され、死亡した朝鮮半島出身者のうち、室蘭と赤平の寺に安置されていた遺骨四体が二月、遺族の求めに応じ、市民グループの手で韓国に返還される。一般労働者の遺骨返還に対する政府の対応が遅れる中、遺族の高齢化もあり、やむを得ず先行して実施する。
 韓国に帰る遺骨は、室蘭市の光昭寺の鄭英得さん(死亡当時十六歳)、李廷基さん(同十五歳)、具然錫さん(同十七歳)、赤平市の宝性寺の趙龍文さん(同三十九歳)。鄭さんら三人は室蘭の当時の日本製鉄で働き、米軍艦の艦砲射撃で犠牲となった。趙さんは赤平の北炭赤間炭鉱で労働し、死亡した。
 遺骨返還は「強制連行・強制労働犠牲者を考える北海道フォーラム」(札幌)と、同フォーラムの呼びかけで室蘭、赤平両市につくられた「市民の会」が共同で行う。二月二十六日に韓国入りし、遺骨を遺族側に返還、天安市郊外の共同墓地に納骨される。
 朝鮮半島出身者の遺骨返還問題では、旧日本軍の軍人・軍属については日韓で返還に合意。東京・祐天寺に安置されている遺骨百一体が今月二十二日、政府の「追悼の辞」や「弔慰金」付きで返還される。しかし、それ以外の一般労働者については調査段階にとどまっており、返還のめどが立っていない。
 同フォーラムによると、身元が判明しないことなどから道内の寺に安置されたままの遺骨は、確認されているだけで百九体あり、過去にも民間の手で十体が韓国に返還されている。
 同フォーラムの殿平善彦・共同代表は「一般労働者の遺骨も国や企業の責任で返還されるのが筋」として軍人・軍属と同等の扱いを求めていく一方、「追悼、和解のためには市民の手で行う意味もある」と話している。

(北海道新聞より引用)

2008年1月13日日曜日

評判です若きマイスター 革工芸 札幌で横山さん工房

革工芸に魅せられて修業に励み、札幌市内で念願の独立を果たした若き「マイスター」の工房が評判だ。札幌市北区北二○西八で昨年九月に「レザーサロン・ヒサシ」を開業した横山尚さん(33)。「お客と対話して満足いく製品を作る」というオーダーメードにこだわるものづくりが注文を集めている。
 横山さんは留萌管内小平町出身。幼いころからきめ細かなものづくりの作業が得意だったことに加え、独特の風合いがある革製品も好きだった。
 札幌で土木関係の仕事をしていた二十代のころ、欲しいデザインの革製品が見つからなかったことから、自分で作ろうと考え、仕事を辞めて市内の革工房の門をたたいた。丸六年間、修業し、昨年「まだまだ駆け出しだが、お客さんと対話しながら、さらに腕を磨きたい」と独立した。
 製品はすべて受注生産だ。「お客と話し合い、色や形などの造形と使い勝手を聞き出して、それを形にして世界に一つしかない革製品を手にしてもらいたい」からだ。
 「素材の革は一枚として同じものがなく、使う部位で製品の仕上がりが異なる。間違って穴を開ければごまかしがきかず、材料の革が丸々一枚無駄になってしまう」。毎日が緊張の連続だが、「ステッチの縫製一つでも自分の職人としてのこだわりがお客に満足してもらえた時、やってて良かったと思う」。
 価格は牛、馬、シカなど使う素材やデザインでさまざまだが、目安としてカバン類で三万円後半から、長財布で二万六千円から。注文生産とはいえ仕入れ値が安定している牛革を基本とするなど、なるべく求めやすい価格にしている。問い合わせは(電)726・8280へ。

(北海道新聞より引用)

2008年1月10日木曜日

道、減資受け入れへ コンサ支援 HFC要請に知事方針

来季J1に昇格するコンサドーレ札幌の運営会社、北海道フットボールクラブ(HFC)が、道に対して一億五千万円の出資金の80%減資と、五億円の貸付金返済の五年間猶予を正式に要請、高橋はるみ知事が要請に応じる方向で検討に入っていることが九日、明らかになった。  正式要請は昨年末に行われた。知事は債務超過が一億九千八百万円に膨らみ、累積赤字も二十七億円を超えていることを重くみて、経営責任の明確化や行政に依存しない経営体質への脱皮を支援の前提とする考え。  HFCへの支援継続は道議会内にも異論がある。このため、知事は税金を使うことに道民理解が得られるよう、HFCによる地域貢献の充実なども求める。  道は、こうした要求に対するHFCの対応策を見極めたうえで、月内をめどに進めている新年度予算編成作業に合わせて最終的な判断を行う。  HFCは札幌市にも同様の要請を行っている。  Jリーグの内規では、J1昇格クラブは債務超過の解消が義務づけられており、HFCにとっては道や札幌市の支援継続が不可欠な状況となっている。

(北海道新聞より引用)

2008年1月6日日曜日

議題は北極圏温暖化 グリーンランドで冬の都市市長会議 上田市長も参加

札幌や中国・長春、米国・アンカレジなど北方の十一カ国二十都市が加盟し、共通する政策課題を話し合う「世界冬の都市市長会」(会長・上田文雄札幌市長)第十三回会議が十八日から三日間、グリーンランドのヌーク市で開かれる。今回は国際的な関心が高まっている「北極圏の気候変動」が主要テーマで、各都市の代表が地球温暖化対策について協議する。
 会議には、加盟都市のほか、北欧などから数都市がオブザーバー参加する予定で、総勢約百五十人規模となる見通し。札幌からは上田市長や市環境局、札幌国際プラザの担当者ら十数人が参加する。専門家によるフォーラムも行われ、デンマークやノルウェー、北大低温科学研究所の専門家らが現状報告や問題提起をする。
 国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告によると、グリーンランドでは近年、温暖化の影響とみられる氷床の融解が進み、海面上昇や海洋生物への影響などが懸念されている。上田市長は「温暖化対策は国より自治体の方が熱心なケースもある。気候変動の象徴的な地で、実りのある議論ができれば」と話す。
 「世界冬の都市市長会議」は、札幌市が提唱して一九八二年、同市で開いた北方都市会議が前身。「冬は資源であり、財産」という認識のもと二年に一度、各都市持ち回りで会議を開き、それぞれの産業や文化を紹介する「冬の見本市」も同時開催している。

(北海道新聞より引用)