2007年12月31日月曜日

北見ガス漏れ 北ガスの事故予見困難 道警の鑑定書 過失責任、慎重に捜査

北見市で今年一月、三人が一酸化炭素中毒で死亡したガス漏れ事故で、ガス管の金属疲労や地盤沈下など複合的な要因で管が破断したとする専門家の鑑定結果を道警が得ていたことが二十九日、分かった。道警は北海道ガス(札幌)について、ガス漏れの発生原因では刑事責任を問うのは難しいとみているものの、同社は事故発覚二日前にガス漏れ通報を受けており、道警は対応に過失責任がなかったか、業務上過失致死傷容疑で慎重に調べている。
 道警は北大と北見工大の計三人の教授らに鑑定を依頼した。
 鑑定は、死亡事故が起こった同市春光町の現場付近は川を埋めた旧河道沿いにあり、地盤がもろく、地盤沈下が起こっていたと指摘。さらに地上を通過するトラックなど大型車両の重量や振動が圧力となり、地中一・五メートルの場所にある鋳鉄製のガス管の一部に亀裂があったことも分かった。地盤沈下による圧力と金属疲労で管が一気に破断、ガスが漏えいしたと結論づけた。同様の報告は経済産業省の調査委員会もまとめている。
 鑑定結果を受け、道警は北ガスが事故の発生自体を防ぐことは困難だったとみている。
 ただ、事故発覚の二日前に現場付近でガス漏れ警報器が作動しながら北ガスは微量漏れと判断したことについては、同社が適切に対応していれば事故拡大を防ぐことが可能だったかどうか、引き続き慎重に調べている。

(北海道新聞より引用)

2007年12月26日水曜日

ドーレくんクリスマスに激励 札幌厚生病院で子供たちを慰問

サッカーJリーグ1部(J1)に来季昇格するコンサドーレ札幌のマスコット「ドーレくん」がクリスマスの二十五日、札幌厚生病院(中央区)の小児科病棟を慰問、病気と闘う子供たちを励ました。  同病棟にはゼロ-十五歳の十五人が入院している。ホールに集まった子供たちは、ドーレ君とジェスチャーゲームに挑戦。バッジなどのプレゼントをもらい大喜びしていた。幼稚園教諭を目指して勉強を続けている藤女子大生五人も慰問に訪れ、ハンドベルの演奏を披露。子供たちと一緒に「ジングルベル」を合唱し、クリスマス気分を演出していた。

(北海道新聞より引用)

2007年12月20日木曜日

金属混入で豆腐12万食自主回収 マルカワ食品

食品製造のマルカワ食品(札幌)は二十日、同社製造の豆腐の一部に金属が混入していたとして、可能性のある商品計十種類、約十二万食を自主回収すると発表した。
 回収するのは、賞味期限が二十三日までの「マルカワ木綿とうふ300g」など六種類と、同じく二十六日までの「マルカワもめん豆腐W170g×2」やヒナタフーズ(空知管内由仁町)から製造を受託している「ヒナタフーズ生粋もめんとうふ2パック」など計四種類。
 マルカワ食品によると、十八日に生産ラインの機械部品の一部とみられる球状の金属の混入が判明したという。商品を着払いで同社に返送すれば、代金を返却する。
 問い合わせは同社お客様相談室フリーダイヤル0120・710503へ。

(北海道新聞より引用)

2007年12月14日金曜日

共謀関係認めず 浅井学園流用、内妻無罪判決

学校法人浅井学園(札幌)の経費流用事件で、補助金適正化法違反や背任、業務上横領の罪に問われた浅井幹夫被告(59)は、懲役四年六カ月の実刑とした十日の札幌地裁判決を不服とし、即日控訴した。
 一方、嶋原文雄裁判長は、同日の判決で、業務上横領の罪に問われ、無罪を言い渡された浅井被告の内縁の妻の渡辺朋子被告(38)について、浅井被告らとの共謀や故意は認められないと認定した。
 判決によると、浅井被告は二○○一年から○五年にかけ、学園施設の壁面補強工事で、材料を減らして浮かせた工事費約五千二百万円を自宅改修費に充てた上、壁面工事を予定通り実施したと偽り、国の補助金約五千七百万円を不正に受給。さらに、知人らの車のリース代金約三百八十万円を学園経費から支払い、学園関連会社から給与名目で、渡辺被告に約八百万円を支出させた。
 渡辺被告の判決は、浅井被告が学園関連会社の社長=業務上横領罪で一審有罪確定=と共謀し、渡辺被告をこの関連会社が雇用したように装い、給与名目で約八百万円を支給し、横領したと認定。その上で渡辺被告が、浅井被告に対して行った一定の秘書的活動を、関連会社の利益と無関係だった事情を知らず、「就労の対価として給与を得ていたと認識していた疑いを否定できない」と結論づけた。
 渡辺被告の無罪判決について、札幌地検は「全くの予想外で、上級庁と協議の上、対応したい」とのコメントを出した。

(北海道新聞より引用)

2007年12月13日木曜日

覚せい剤で夫婦再逮捕へ 詐欺容疑は処分保留 介護タクシー不正

生活保護受給者が通院時に利用するための交通費補助制度を悪用し、滝川市から介護タクシー料金をだまし取ったとして同市内の夫婦ら四人が逮捕された事件で、札幌地検は十日までに、詐欺容疑で送検されていた介護タクシー会社役員の男性(57)ら三人を処分保留で釈放した。同地検は、詐欺罪での起訴に向けて今後、在宅で捜査を続ける。
 同地検は、残る無職片倉勝彦容疑者(42)=滝川市黄金町東三=も、詐欺罪での起訴はいったん見送り、拘置期限の十一日に釈放する見通し。
 片倉容疑者と妻(37)については、逮捕後に体内から覚せい剤が検出されており、道警は一両日中にも、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで二人を再逮捕する方針。
 同地検は三人を釈放した理由について「だまし取った金の使途が特定できていない」としている。四人の共謀関係を含め、金をどのように分配したのか、詳細に判明しておらず、詐欺罪を立証する上で必要な「だまし取って自分の物にした」ことの裏付けが現時点で不十分だったとみられる。
 四人は共謀し、今年十月から十一月にかけて、妻が滝川市の自宅から札幌市の病院まで介護タクシーを利用したと、滝川市に虚偽の申請書を提出。市から総額百五十万円をだまし取ったとして逮捕された。

(北海道新聞より引用)

2007年12月12日水曜日

介護タクシー不正 覚せい剤を使用容疑の妻再逮捕

生活保護受給者の介護タクシー料金をめぐる詐欺事件で、滝川署は十日、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで、滝川市二の坂町西二、無職片倉ひとみ容疑者(37)を再逮捕した。
 調べでは、片倉容疑者は十一月上旬から同中旬までの間に、覚せい剤を使用した疑い。同署は受け取った生活保護費を覚せい剤の購入にあてたとみて、入手経路などを追及する。
 一方、札幌地検は十日までに、詐欺容疑については片倉容疑者を処分保留とし、同容疑で逮捕、送検されていた札幌市内のタクシー会社役員の男性(57)、同社社員の男性(40)の二人も処分保留で釈放した。同地検は「だまし取った金の使途が特定できていない」として詐欺罪での起訴をいったん見送り、今後も捜査を続ける。同地検は片倉容疑者の夫の勝彦容疑者(42)についても十一日に処分保留で釈放し、滝川署が覚せい剤取締法違反の疑いで再逮捕する方針。

(北海道新聞より引用)

2007年12月10日月曜日

食の安全会議設置へ 札幌市 流通や販売幅広く議論

全国的に相次ぐ食品不祥事を受け、札幌市は来年度、市民や学識経験者、食品関連企業などでつくる「食の安全会議」(仮称)を設ける。上田文雄市長が五日、定例札幌市議会で明らかにした。
 ミートホープの食肉偽装事件や石屋製菓の「白い恋人」賞味期限改ざん問題が発生するなど、消費者の食に対する信頼が低下している中、新たに設置する会議では、食品の生産から流通、販売、消費まで幅広く論議し、市の施策などに生かす。
 会議の正式名称や構成員について市で検討を進めている。上田市長は「幅広く意見を聞く機会を設け、食産業や観光の振興、札幌ブランドの確立なども視野に入れた、食の安全と安心に関する総合的な施策を検討したい」としている。札幌市は来年度、「食の安心・安全」を専門に担当する部署を市保健所に新設するなど、機構改革も進めている

(北海道新聞より引用)

2007年12月9日日曜日

「万引は犯罪」 啓発用のポスター作製、掲示

道内約四千の小売店でつくる「北海道万引防止ウイーブネットワーク」は、万引防止啓発用のポスターを九千枚作製し、四日から加盟各店舗での掲示を始めた。
 すべての被害を道警に届け出て万引撲滅を目指す同ネットの活動の一環。札幌のスーパーには「万引は犯罪(窃盗)です」と訴えるポスターが登場した。
 より悪質な犯罪の温床になるとされる万引。被害防止には接客の原点の確認からと、スーパーの担当者は「すきを与えず、いらっしゃいませの声掛けを徹底したい」。

(北海道新聞より引用)

2007年12月8日土曜日

「勝利が恩返し」 感謝の集い

札幌を運営する北海道フットボールクラブ(HFC)は4日、スポンサーや協力団体に支援を感謝する「コンサドーレ札幌 感謝の集い」を札幌市内のホテルで開いた。  102社・団体から約280人が出席。HFCの児玉芳明社長は「みなさまと昇格の喜びを分かち合えることが本当にうれしい」とあいさつ。チームからは選手・スタッフ全員が出席し、三浦俊也監督は「ご支援への恩返しは勝つことだと思っている」と来季への意気込みを語った。  「札幌ドームMVP賞」の贈呈式も行われ、MVP賞のDF曽田雄志に賞金50万円、奨励賞のGK高木貴弘に10万円が贈られた。

(北海道新聞より引用)

2007年12月7日金曜日

室蘭大谷サッカー部にボール贈呈

全国高校サッカー選手権大会に出場する室蘭大谷高校のイレブンに、大手の繊維メーカーから、サッカーボールが贈られました。キャプテンの宮沢選手は、「大会でいい結果が残せるように、このボールで練習をしたい」と抱負を述べました。

2007年12月6日木曜日

振り込め詐欺グループを逮捕

女性から金を騙し取っていた振り込め詐欺グループが逮捕されました。詐欺グループは電話で「カードで買い物しましたか? 実は支払われていないお金があります」などといって女性から金を騙し取っていたということで警察で余罪を追及しています。逮捕されたのは札幌市東区の大村竜也容疑者ら4人です。大村容疑者らは去年11月、網走市に住んでいた26歳の女性に電話をかけ「最近カードで買い物をしましたか?実は支払われていない金額があるんです」などといいながら10回に渡って女性に600万円余りを振り込ませ金を騙し取った疑いです。女性にカードの未払いはなく携帯電話の着信履歴などから4人の犯行とわかりました。調べに対し大村容疑者は概ね容疑を認めていて警察は他にも被害者がいるとみて引き続き余罪について追及しています。

2007年12月5日水曜日

タクシーに衝突し逃走

苫小牧市内で乗用車がタクシーに正面衝突し、そのまま逃走しました。タクシーの運転手は重傷で、警察ではひき逃げ事件として捜査しています。ひき逃げ事件があったのは苫小牧市矢代町の市道です。けさ4時前、白老町方向から苫小牧市内に向かって走っていた乗用車が対向車線にはみ出し、前からきたタクシーと正面衝突しました。警察によりますと乗用車を運転していたのは30歳前後の男とみられ、事故直後、乗用車を残して徒歩で逃げたということです。衝突されたタクシーの運転手・坂井由則さん(59歳)は足や肋骨の骨を折るなどの重傷を負いました。警察はひき逃げ事件として逃げた男の行方を追っています。