2007年8月28日火曜日

石水社長、きょう辞任

石屋製菓はまもなく取締役会を開き、石水社長の辞任を正式に決定します。石水社長は「白い恋人」の賞味期限改ざんなど、一連の問題の責任をとり、辞任する考えを明らかにしていました。(石屋製菓・石水勲社長)「"敗軍の将は兵を語らず"。責任は一切、私にある。皆には、申し訳ないという気持ち」まもなく開かれる取締役会では、石水社長の辞任や、後任の社長にメーンバンクの北洋銀行の島田俊平氏の就任を決めるなど、取締役の人事を刷新することにしています。

2007年8月25日土曜日

道が食品安全推進本部

石屋製菓の賞味期限改ざん問題を踏まえ、道は、幹部職員を集め食の安全・安心の回復を目指すための対策会議を開きました。(高橋知事)「食の安全・安心の信頼構築には、長い努力が必要だが、失墜は一瞬に起こる」高橋はるみ知事は、会議でこのように述べ、信頼回復に向け一丸となって取り組むよう職員に訴えました。会議では、食品関係事業者に対し再発防止のため研修会を開催することや来月には緊急セミナーを開き食品期限表示の設定についてガイドラインを徹底するよう説明することにしています。

2007年8月17日金曜日

検証「変化した発言」

賞味期限の改ざん、部下しか知らなかったという石屋製菓の事実説明は、きょうの会見で一変しました。事実を公表したおとといからきょうまでの3回の記者会見を、3つのポイントから検証します。(石屋製菓・石水勲社長)「父の代から60年やってきたこの会社をなんとか残してもう一度と考えているので宜しくお願いしたい。きょうはすべて本当のことを話す」きのう開かれた2回目の記者会見ー。石水社長は苦渋の表情で、部下がどうやって賞味期限を改ざんしたのかを説明する弁護士の言葉に聞き入っていました。(伊藤道行統括部長)「すべて自分の判断。社長は知らなかった」右腕といわれる統括部長は自分の判断と説明ー、改ざんしたのは30周年限定商品だけと断言しました。しかし、賞味期限を延長する行為は、10年以上前から日常的に行われていて、そのことは石水社長も知っていたことがきょうの会見で明らかになりました。(大川弁護士)「6月30日に大腸菌群が検出されたときに社告を出すべきと調査したが、7月3日に煮沸したら大腸菌がなくなっていたということ」アイスクリームから食中毒を起こすおそれがある大腸菌群が見つかったのは6月30日の自主検査でした。大腸菌の検査は20年以上前からやっていると石水社長は語りましたが、その後の対応は安全管理を置き去りにしたものでした。(弁護士)「(Q.保健所に報告は?)してません。常識的に考えてすべきだった」(弁護士)「HPのメールに6月下旬、告発のメール。きのう知って社長に報告した。内容読んでみて、社員にしかかけない内容だなと」(伊藤道行統括部長)「(いたずらとは)思わなかった」今回の問題は社員からと見られる2度の内部告発のメールから発覚しました。しかし担当者のもとで情報は止められ、石水社長のもとには伝わっていませんでした。(石屋製菓・石水勲社長)「ぼくの喜ぶニュースを真っ先に入れてくれるー。入れたくないニュースを自分達で解決しようというのがあった。間違いだった」

2007年8月13日月曜日

長男の体に無数の火傷跡

虐待は日常的に、そして5歳の妹にも加えていた疑いが出ています。苫小牧で29歳の父親が、小学1年の長男にロウを垂らすなど虐待した疑いで逮捕された事件で、長男の体には無数の火傷跡があったことが分かりました。アパートの玄関前に並ぶ遊具や三輪車。夏休みの宿題なのでしょうか、日当たりの良い場所に置かれたアサガオ。この家で起きた虐待事件。逮捕されたのは川村和也容疑者(29歳)。被害者は小学1年の長男でした。長男が通う苫小牧市内の小学校の通報で、虐待の事実が明らかになりました。(横内記者)「少年の顔に傷があったことを不審に思った女性担任が、少年を問いただしたところ今回の事件が発覚しました」(小学校の校長)「胸、背中に点々とロウソクを垂らして出来た火傷の跡が無数にあった」長男の体に100か所以上残されたロウソクの跡。警察の調べに川村容疑者は「しつけのためにやった」と答えているといいます。虐待はゴールデンウィーク明けから行われていたことが、小学校の家庭訪問で分かっています。(小学校の校長)「何かあったのかと聞くと、言うことを聞かないのでせっかんしたと答えた」川村容疑者は去年1月に結婚して、妻の連れ子である長男と5歳の長女、結婚後に生まれた2人の子供と一緒に暮らしていました。(近所の人)「外に出たら親子仲良く遊んでいるのはよく見た虐待のような跡は見たことがない」これまでの調べで、5歳の長女にも左手に火傷の跡があり、川村容疑者から虐待を受けていた可能性が出ています。アサガオの世話をすることも出来ず、児童相談所で夏休みを過ごす長男。警察は虐待は日常的に行われていたとみて、川村容疑者の身柄を検察庁に送ってさらに追及する方針です。

2007年8月11日土曜日

札幌で原爆の火を囲む集い

きょう、8月6日は「広島原爆の日」です。核兵器の廃絶を目指し、札幌では原爆の火を囲む集いが開かれました。「原爆の火」は1945年8月6日に当時の陸軍兵が被災直後の広島で採火したものを世界各地に広めてきたもので、北海道では89年からきょうまで消えることなく灯り続けています。原爆の日のきょうは戦争のない世界を実現しようと有志らが集まり、広島に原爆が投下された8時15分から1分間、黙祷をささげました。原爆投下から62年。有志らは戦争のない平和な世界を実現しようと、不戦の誓いを新たにしていました。

2007年8月8日水曜日

警察学校が体験入学

是非、うちの学校に入学してください!と、学校の魅力をアピールする体験入学を実施する大学が増えているなか、ついに、この学校も動き出しました。(参加者)「感動した!!」男性がまたがっているのは「白バイ」―。パトカーに乗ってサイレンのスイッチを入れる体験もできました。ここは北海道警の警察学校―。道警はこの日、全国で初めて体験入学を実施しました。(参加者)「施設をまわるのが楽しみ。普段見られないじゃないですか」「こういう所でもっと知れたらいいと思う」今回、道警が体験入学を実施した背景ーそれは、警察官採用試験を受験する人が減少しているからです。この5年で、1万人以上いた受験者は半分以下になりました。(道警採用センター・今島昭所長)「普段公開していない警察学校の様子を実際に体験してもらい、受験にあたっての不安や心配を解消してもらいたい」体験…といえども規律正しい生活が求められる警察学校―緊張した空気が流れます。(警察官)「敬礼!!」早速「敬礼」の練習です。さらに警察官の帽子を着用して「敬礼」―。手錠や警棒の展示でも私語はなく、警察官も淡々と説明を続けます。整列して移動した後はー。生徒を犯人役に逮捕術を体験。警察学校は全寮制です。6人部屋で、2段ベッドだけの部屋も見学しました。(参加者)「逮捕術を体験したのが楽しかったです」「肌で感じられてよかった」道警では、今回の体験入学を優秀な人材の確保に結び付けたい考えです。

2007年8月7日火曜日

大型トラックと衝突、男性死亡

きょう未明、長万部町の国道で乗用車が、大型トラックと正面衝突し、路外に飛び出して炎上しました。この事故で、乗用車を運転していた男性が死亡しました。事故があったのは、長万部町国縫の国道5号です。きょう午前2時半頃、札幌から函館方向に向かっていた乗用車が対向車線にはみ出し、前から来た大型トラックと正面衝突し、路外に飛び出して炎上しました。この事故で、乗用車を運転していた男性が死亡しました。現場は、片側1車線の直線道路で警察では、死亡した男性の身元の確認を急ぐとともに、事故の原因を詳しく調べています。