2007年10月31日水曜日

保育園の工事現場に火炎瓶

けさ早く、札幌・西区にある保育園の工事現場の路上に火炎瓶が投げつけられる事件がありました。けが人はいませんでしたが現場付近では不審火が相次いでいて警察で関連を調べています。火炎ビンが投げつけられたのは、札幌市西区西町にある手稲東保育園の北側路上です。けさ4時ごろ警備員が火炎ビンを発見し、火はすぐに消し止められたためけが人はいませんでした。工事現場では今月に入ってから不審火などが5件相次いでいて、きのうは幼稚園に男の声で「工事を中止しろ」といった脅迫電話がありました。このため警察は工事のトラブルが原因による同一人物の犯行とみて放火未遂などの疑いで調べています。

2007年10月24日水曜日

カボチャから残留農薬

北見市内で生産されたカボチャから基準の2倍を超える残留農薬「ヘプタクロル」が検出され、保健所は生産者にカボチャの回収を指示しました。道によりますと、残留農薬が検出されたのは、北見市内の農家で生産され、北見の卸売市場を通して出荷されたカボチャです。保健所が今月1日にカボチャを抜き取り検査したところ食品衛生法の基準を超える残留農薬「ヘプタクロル」が、0.07ppm検出されました。カボチャはすでに北見や近隣のスーパーに1.5トンが出荷されていて、道では市場に対して、回収を指示しました。また「通常の食べ方では健康に影響はない」としています。(北見公設卸売市場・立田哲郎社長)「安心・安全を第一に商売してきたので消費者に大変申し訳ない。残留農薬の検査としていたがどうかは市場としては承知してない。(残留農薬は)ないと信じて取り引きをしていたのが経緯です」ヘプタクロルは30年以上前に販売が中止された農薬で、去年9月に函館で、先月にも道南の厚沢部町で、同様にカボチャで基準を超えるヘプタクロルの残留が見つかっています。いずれも販売中止以前に使われたものが土の中に残り、それをカボチャが吸収したのが原因とみられています。

2007年10月17日水曜日

食中毒急増、毒キノコに注意

キノコ採りのシーズンを迎えていますが、ことしは、毒キノコによる食中毒が、すでに5件も報告されていて、道や保健所は注意を呼びかけています。札幌市の中央卸売市場です。この季節、ラクヨウやシメジなどお馴染みのキノコが各地から集まってきます。そのキノコを見回っているのは、札幌市保健所の検査員ー。市場に出してはいけない毒キノコが混ざっていないか毎朝、確認しています。(札幌市保健所市場検査係・寺岡寛樹さん)「これはハタケシメジというキノコです。クサウラベニタケというキノコがあるんですが、それとよく似ていると言うことで」ことし、道内では、すでに5件のキノコ中毒が報告されています。去年とおととしの1件と比べ急増しています。中毒の原因で、一番多いのが、ハタケシメジと思って、毒キノコの「クサウラベニタケ」を食べてしまうケースです。検査員に、その見分け方を聞きました。(寺岡さん)「ハタケシメジは株で生える。柄の部分が丈夫で堅い。一方のクサウラベニタケは柄の部分が中空(空洞)でスカスカしている」他にも、ホンシメジを、毒キノコのイッポンシメジと間違うケースも多いそうです。見分け方は、柄の部分を見ます。ホンシメジは、繊維がまっすぐになっているのに対して、イッポンシメジは、ねじれるようなカタチをしています。(寺岡さん)「キノコの食べられる、食べられないのは種類で決まっている。キノコには迷信があって、裂けるモノは食べられるとか、ナスと一緒に煮込んだら食べられるとか、そういうことは決してない」自然に親しむ目的で、新たにキノコ採りを始める初心者が増えていることもキノコ中毒が増えた原因と見られています。まずは、正しい知識を身につけることが大切です。

2007年10月13日土曜日

マンションが突然の販売延期

札幌市内に建設中の分譲マンションー。モデルルームも出来て、販売を間近にしていましたが、突然、延期となりました。その理由は、こちら「新幹線」です。(野口記者)「JR桑園駅前に建設中のマンション。来年末に完成予定だったが、販売が中止になった」販売が延期されたのは東急不動産と東京建物が建設中のマンションです。来年12月の完成を目指していました。緊急地震速報の受信機など最新設備を備え、桑園駅前という利便性もあって前評判は上々でした。しかし、今月6日からの販売が直前になって延期されました。そのわけはー現在、新青森と新函館間が工事中の北海道新幹線です。道などが新函館から札幌までの延伸を国に求めていて、2020年度までの開業を目指しています。札幌までの延伸が決まった場合、ルートは、小樽からトンネルを通って、西区宮の沢周辺で地上に出ます。建設中のマンションは、JR函館線のすぐ南側で、いまの計画だと新幹線の高架がおよそ7メートルほどマンションの敷地に食い込んでしまいます。マンションの計画変更を要請した鉄道建設支援機構は、今回の措置は、売主からの問合せがあったためで、ルート上の他の建物の立ち退きや用地買収は延伸が決定してから始めるとしています。(鉄道建設・運輸施設整備支援機構:佐藤宏さん)「新幹線の構造物がマンションに接触することが判明し、建設計画の変更をお願いした」不動産の専門家は、今回の動きについてこう話します。(インフォメーションシステムキャビン・志田真郷社長)「新幹線がくることが具体的になりルートの一部が見えてきた。札幌延伸が現実味を帯びてきたということで大きな意味がある」1兆800億円という巨額の建設費のメドもたっていませんが、札幌までの新幹線延伸が、動き始めています。

2007年10月6日土曜日

保育園で1700万円の使途不明金

旭川市が認可している保育園で、およそ1700万円の使途不明金が発覚し、前園長が着服を一部認めている事がわかりました。使途不明金が発覚したのは、旭川市認可の社会福祉法人賛美会が運営する、こひつじ保育園です。この保育園では施設運営費の一部およそ1700万円が使途不明金となっていて、保育園の前園長が、着服を一部認めている事がわかりました。前園長は市から交付される施設運営費の一部を、経費の支払いに充てたように見せかけるなどして、着服を繰り返していたという事です。前園長は今年6月に懲戒解雇処分となっていて、保育園を運営する賛美会は刑事告訴も検討しているという事です。

2007年10月1日月曜日

卒業生1000人の情報流出

旭川竜谷高校の卒業生の個人情報が、インターネット上に流出していることがわかりました。情報が漏れた卒業生の数は、1000人を超えています。旭川竜谷高校によりますとインターネット上に流出したのは、1999年から2003年までに在学した卒業生の名前や在学中の成績などで、情報が漏れた人数は1099人にのぼります。教師の自宅にあるパソコンが、ウイルスに感染し、ファイル交換ソフト「ウィニー」を通じて漏れたのが原因ということです。(竜谷高校・踊場公雄校長)「学校、個人のミスが情報漏えいになりおわびする」旭川竜谷高校では、教師の処分を検討しているということです。