2007年12月31日月曜日

北見ガス漏れ 北ガスの事故予見困難 道警の鑑定書 過失責任、慎重に捜査

北見市で今年一月、三人が一酸化炭素中毒で死亡したガス漏れ事故で、ガス管の金属疲労や地盤沈下など複合的な要因で管が破断したとする専門家の鑑定結果を道警が得ていたことが二十九日、分かった。道警は北海道ガス(札幌)について、ガス漏れの発生原因では刑事責任を問うのは難しいとみているものの、同社は事故発覚二日前にガス漏れ通報を受けており、道警は対応に過失責任がなかったか、業務上過失致死傷容疑で慎重に調べている。
 道警は北大と北見工大の計三人の教授らに鑑定を依頼した。
 鑑定は、死亡事故が起こった同市春光町の現場付近は川を埋めた旧河道沿いにあり、地盤がもろく、地盤沈下が起こっていたと指摘。さらに地上を通過するトラックなど大型車両の重量や振動が圧力となり、地中一・五メートルの場所にある鋳鉄製のガス管の一部に亀裂があったことも分かった。地盤沈下による圧力と金属疲労で管が一気に破断、ガスが漏えいしたと結論づけた。同様の報告は経済産業省の調査委員会もまとめている。
 鑑定結果を受け、道警は北ガスが事故の発生自体を防ぐことは困難だったとみている。
 ただ、事故発覚の二日前に現場付近でガス漏れ警報器が作動しながら北ガスは微量漏れと判断したことについては、同社が適切に対応していれば事故拡大を防ぐことが可能だったかどうか、引き続き慎重に調べている。

(北海道新聞より引用)

2007年12月26日水曜日

ドーレくんクリスマスに激励 札幌厚生病院で子供たちを慰問

サッカーJリーグ1部(J1)に来季昇格するコンサドーレ札幌のマスコット「ドーレくん」がクリスマスの二十五日、札幌厚生病院(中央区)の小児科病棟を慰問、病気と闘う子供たちを励ました。  同病棟にはゼロ-十五歳の十五人が入院している。ホールに集まった子供たちは、ドーレ君とジェスチャーゲームに挑戦。バッジなどのプレゼントをもらい大喜びしていた。幼稚園教諭を目指して勉強を続けている藤女子大生五人も慰問に訪れ、ハンドベルの演奏を披露。子供たちと一緒に「ジングルベル」を合唱し、クリスマス気分を演出していた。

(北海道新聞より引用)

2007年12月20日木曜日

金属混入で豆腐12万食自主回収 マルカワ食品

食品製造のマルカワ食品(札幌)は二十日、同社製造の豆腐の一部に金属が混入していたとして、可能性のある商品計十種類、約十二万食を自主回収すると発表した。
 回収するのは、賞味期限が二十三日までの「マルカワ木綿とうふ300g」など六種類と、同じく二十六日までの「マルカワもめん豆腐W170g×2」やヒナタフーズ(空知管内由仁町)から製造を受託している「ヒナタフーズ生粋もめんとうふ2パック」など計四種類。
 マルカワ食品によると、十八日に生産ラインの機械部品の一部とみられる球状の金属の混入が判明したという。商品を着払いで同社に返送すれば、代金を返却する。
 問い合わせは同社お客様相談室フリーダイヤル0120・710503へ。

(北海道新聞より引用)

2007年12月14日金曜日

共謀関係認めず 浅井学園流用、内妻無罪判決

学校法人浅井学園(札幌)の経費流用事件で、補助金適正化法違反や背任、業務上横領の罪に問われた浅井幹夫被告(59)は、懲役四年六カ月の実刑とした十日の札幌地裁判決を不服とし、即日控訴した。
 一方、嶋原文雄裁判長は、同日の判決で、業務上横領の罪に問われ、無罪を言い渡された浅井被告の内縁の妻の渡辺朋子被告(38)について、浅井被告らとの共謀や故意は認められないと認定した。
 判決によると、浅井被告は二○○一年から○五年にかけ、学園施設の壁面補強工事で、材料を減らして浮かせた工事費約五千二百万円を自宅改修費に充てた上、壁面工事を予定通り実施したと偽り、国の補助金約五千七百万円を不正に受給。さらに、知人らの車のリース代金約三百八十万円を学園経費から支払い、学園関連会社から給与名目で、渡辺被告に約八百万円を支出させた。
 渡辺被告の判決は、浅井被告が学園関連会社の社長=業務上横領罪で一審有罪確定=と共謀し、渡辺被告をこの関連会社が雇用したように装い、給与名目で約八百万円を支給し、横領したと認定。その上で渡辺被告が、浅井被告に対して行った一定の秘書的活動を、関連会社の利益と無関係だった事情を知らず、「就労の対価として給与を得ていたと認識していた疑いを否定できない」と結論づけた。
 渡辺被告の無罪判決について、札幌地検は「全くの予想外で、上級庁と協議の上、対応したい」とのコメントを出した。

(北海道新聞より引用)

2007年12月13日木曜日

覚せい剤で夫婦再逮捕へ 詐欺容疑は処分保留 介護タクシー不正

生活保護受給者が通院時に利用するための交通費補助制度を悪用し、滝川市から介護タクシー料金をだまし取ったとして同市内の夫婦ら四人が逮捕された事件で、札幌地検は十日までに、詐欺容疑で送検されていた介護タクシー会社役員の男性(57)ら三人を処分保留で釈放した。同地検は、詐欺罪での起訴に向けて今後、在宅で捜査を続ける。
 同地検は、残る無職片倉勝彦容疑者(42)=滝川市黄金町東三=も、詐欺罪での起訴はいったん見送り、拘置期限の十一日に釈放する見通し。
 片倉容疑者と妻(37)については、逮捕後に体内から覚せい剤が検出されており、道警は一両日中にも、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで二人を再逮捕する方針。
 同地検は三人を釈放した理由について「だまし取った金の使途が特定できていない」としている。四人の共謀関係を含め、金をどのように分配したのか、詳細に判明しておらず、詐欺罪を立証する上で必要な「だまし取って自分の物にした」ことの裏付けが現時点で不十分だったとみられる。
 四人は共謀し、今年十月から十一月にかけて、妻が滝川市の自宅から札幌市の病院まで介護タクシーを利用したと、滝川市に虚偽の申請書を提出。市から総額百五十万円をだまし取ったとして逮捕された。

(北海道新聞より引用)

2007年12月12日水曜日

介護タクシー不正 覚せい剤を使用容疑の妻再逮捕

生活保護受給者の介護タクシー料金をめぐる詐欺事件で、滝川署は十日、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで、滝川市二の坂町西二、無職片倉ひとみ容疑者(37)を再逮捕した。
 調べでは、片倉容疑者は十一月上旬から同中旬までの間に、覚せい剤を使用した疑い。同署は受け取った生活保護費を覚せい剤の購入にあてたとみて、入手経路などを追及する。
 一方、札幌地検は十日までに、詐欺容疑については片倉容疑者を処分保留とし、同容疑で逮捕、送検されていた札幌市内のタクシー会社役員の男性(57)、同社社員の男性(40)の二人も処分保留で釈放した。同地検は「だまし取った金の使途が特定できていない」として詐欺罪での起訴をいったん見送り、今後も捜査を続ける。同地検は片倉容疑者の夫の勝彦容疑者(42)についても十一日に処分保留で釈放し、滝川署が覚せい剤取締法違反の疑いで再逮捕する方針。

(北海道新聞より引用)

2007年12月10日月曜日

食の安全会議設置へ 札幌市 流通や販売幅広く議論

全国的に相次ぐ食品不祥事を受け、札幌市は来年度、市民や学識経験者、食品関連企業などでつくる「食の安全会議」(仮称)を設ける。上田文雄市長が五日、定例札幌市議会で明らかにした。
 ミートホープの食肉偽装事件や石屋製菓の「白い恋人」賞味期限改ざん問題が発生するなど、消費者の食に対する信頼が低下している中、新たに設置する会議では、食品の生産から流通、販売、消費まで幅広く論議し、市の施策などに生かす。
 会議の正式名称や構成員について市で検討を進めている。上田市長は「幅広く意見を聞く機会を設け、食産業や観光の振興、札幌ブランドの確立なども視野に入れた、食の安全と安心に関する総合的な施策を検討したい」としている。札幌市は来年度、「食の安心・安全」を専門に担当する部署を市保健所に新設するなど、機構改革も進めている

(北海道新聞より引用)

2007年12月9日日曜日

「万引は犯罪」 啓発用のポスター作製、掲示

道内約四千の小売店でつくる「北海道万引防止ウイーブネットワーク」は、万引防止啓発用のポスターを九千枚作製し、四日から加盟各店舗での掲示を始めた。
 すべての被害を道警に届け出て万引撲滅を目指す同ネットの活動の一環。札幌のスーパーには「万引は犯罪(窃盗)です」と訴えるポスターが登場した。
 より悪質な犯罪の温床になるとされる万引。被害防止には接客の原点の確認からと、スーパーの担当者は「すきを与えず、いらっしゃいませの声掛けを徹底したい」。

(北海道新聞より引用)

2007年12月8日土曜日

「勝利が恩返し」 感謝の集い

札幌を運営する北海道フットボールクラブ(HFC)は4日、スポンサーや協力団体に支援を感謝する「コンサドーレ札幌 感謝の集い」を札幌市内のホテルで開いた。  102社・団体から約280人が出席。HFCの児玉芳明社長は「みなさまと昇格の喜びを分かち合えることが本当にうれしい」とあいさつ。チームからは選手・スタッフ全員が出席し、三浦俊也監督は「ご支援への恩返しは勝つことだと思っている」と来季への意気込みを語った。  「札幌ドームMVP賞」の贈呈式も行われ、MVP賞のDF曽田雄志に賞金50万円、奨励賞のGK高木貴弘に10万円が贈られた。

(北海道新聞より引用)

2007年12月7日金曜日

室蘭大谷サッカー部にボール贈呈

全国高校サッカー選手権大会に出場する室蘭大谷高校のイレブンに、大手の繊維メーカーから、サッカーボールが贈られました。キャプテンの宮沢選手は、「大会でいい結果が残せるように、このボールで練習をしたい」と抱負を述べました。

2007年12月6日木曜日

振り込め詐欺グループを逮捕

女性から金を騙し取っていた振り込め詐欺グループが逮捕されました。詐欺グループは電話で「カードで買い物しましたか? 実は支払われていないお金があります」などといって女性から金を騙し取っていたということで警察で余罪を追及しています。逮捕されたのは札幌市東区の大村竜也容疑者ら4人です。大村容疑者らは去年11月、網走市に住んでいた26歳の女性に電話をかけ「最近カードで買い物をしましたか?実は支払われていない金額があるんです」などといいながら10回に渡って女性に600万円余りを振り込ませ金を騙し取った疑いです。女性にカードの未払いはなく携帯電話の着信履歴などから4人の犯行とわかりました。調べに対し大村容疑者は概ね容疑を認めていて警察は他にも被害者がいるとみて引き続き余罪について追及しています。

2007年12月5日水曜日

タクシーに衝突し逃走

苫小牧市内で乗用車がタクシーに正面衝突し、そのまま逃走しました。タクシーの運転手は重傷で、警察ではひき逃げ事件として捜査しています。ひき逃げ事件があったのは苫小牧市矢代町の市道です。けさ4時前、白老町方向から苫小牧市内に向かって走っていた乗用車が対向車線にはみ出し、前からきたタクシーと正面衝突しました。警察によりますと乗用車を運転していたのは30歳前後の男とみられ、事故直後、乗用車を残して徒歩で逃げたということです。衝突されたタクシーの運転手・坂井由則さん(59歳)は足や肋骨の骨を折るなどの重傷を負いました。警察はひき逃げ事件として逃げた男の行方を追っています。

2007年11月7日水曜日

◆“迷いシカ”死ぬ

札幌の中心部で逃げ続けていたシカが捕獲されました。札幌市では、ケガの治療をしたあと山に戻すため搬送しましたがシカの容体が急変したため急遽、円山動物園に搬送しましたが途中で死亡したということです。

2007年11月1日木曜日

サンマ漁船転覆、全員救助

きょう未明、道東の厚岸湾沖で、7人乗り組みのサンマ漁船が転覆しましたが全員、別の漁船に救助されました。転覆したのは、根室・歯舞漁協所属の第58翔洋丸です。翔洋丸は、きょう未明、厚岸湾沖でサンマ漁を終えた後、根室・花咲港に戻る途中、厚岸町の大黒島灯台沖で転覆したということです。翔洋丸には金子善幸船長ら7名が乗っていましたが、別の船に全員救助され無事でした。事故当時、海は時化で風速13メートルの風が吹いていました。

2007年10月31日水曜日

保育園の工事現場に火炎瓶

けさ早く、札幌・西区にある保育園の工事現場の路上に火炎瓶が投げつけられる事件がありました。けが人はいませんでしたが現場付近では不審火が相次いでいて警察で関連を調べています。火炎ビンが投げつけられたのは、札幌市西区西町にある手稲東保育園の北側路上です。けさ4時ごろ警備員が火炎ビンを発見し、火はすぐに消し止められたためけが人はいませんでした。工事現場では今月に入ってから不審火などが5件相次いでいて、きのうは幼稚園に男の声で「工事を中止しろ」といった脅迫電話がありました。このため警察は工事のトラブルが原因による同一人物の犯行とみて放火未遂などの疑いで調べています。

2007年10月24日水曜日

カボチャから残留農薬

北見市内で生産されたカボチャから基準の2倍を超える残留農薬「ヘプタクロル」が検出され、保健所は生産者にカボチャの回収を指示しました。道によりますと、残留農薬が検出されたのは、北見市内の農家で生産され、北見の卸売市場を通して出荷されたカボチャです。保健所が今月1日にカボチャを抜き取り検査したところ食品衛生法の基準を超える残留農薬「ヘプタクロル」が、0.07ppm検出されました。カボチャはすでに北見や近隣のスーパーに1.5トンが出荷されていて、道では市場に対して、回収を指示しました。また「通常の食べ方では健康に影響はない」としています。(北見公設卸売市場・立田哲郎社長)「安心・安全を第一に商売してきたので消費者に大変申し訳ない。残留農薬の検査としていたがどうかは市場としては承知してない。(残留農薬は)ないと信じて取り引きをしていたのが経緯です」ヘプタクロルは30年以上前に販売が中止された農薬で、去年9月に函館で、先月にも道南の厚沢部町で、同様にカボチャで基準を超えるヘプタクロルの残留が見つかっています。いずれも販売中止以前に使われたものが土の中に残り、それをカボチャが吸収したのが原因とみられています。

2007年10月17日水曜日

食中毒急増、毒キノコに注意

キノコ採りのシーズンを迎えていますが、ことしは、毒キノコによる食中毒が、すでに5件も報告されていて、道や保健所は注意を呼びかけています。札幌市の中央卸売市場です。この季節、ラクヨウやシメジなどお馴染みのキノコが各地から集まってきます。そのキノコを見回っているのは、札幌市保健所の検査員ー。市場に出してはいけない毒キノコが混ざっていないか毎朝、確認しています。(札幌市保健所市場検査係・寺岡寛樹さん)「これはハタケシメジというキノコです。クサウラベニタケというキノコがあるんですが、それとよく似ていると言うことで」ことし、道内では、すでに5件のキノコ中毒が報告されています。去年とおととしの1件と比べ急増しています。中毒の原因で、一番多いのが、ハタケシメジと思って、毒キノコの「クサウラベニタケ」を食べてしまうケースです。検査員に、その見分け方を聞きました。(寺岡さん)「ハタケシメジは株で生える。柄の部分が丈夫で堅い。一方のクサウラベニタケは柄の部分が中空(空洞)でスカスカしている」他にも、ホンシメジを、毒キノコのイッポンシメジと間違うケースも多いそうです。見分け方は、柄の部分を見ます。ホンシメジは、繊維がまっすぐになっているのに対して、イッポンシメジは、ねじれるようなカタチをしています。(寺岡さん)「キノコの食べられる、食べられないのは種類で決まっている。キノコには迷信があって、裂けるモノは食べられるとか、ナスと一緒に煮込んだら食べられるとか、そういうことは決してない」自然に親しむ目的で、新たにキノコ採りを始める初心者が増えていることもキノコ中毒が増えた原因と見られています。まずは、正しい知識を身につけることが大切です。

2007年10月13日土曜日

マンションが突然の販売延期

札幌市内に建設中の分譲マンションー。モデルルームも出来て、販売を間近にしていましたが、突然、延期となりました。その理由は、こちら「新幹線」です。(野口記者)「JR桑園駅前に建設中のマンション。来年末に完成予定だったが、販売が中止になった」販売が延期されたのは東急不動産と東京建物が建設中のマンションです。来年12月の完成を目指していました。緊急地震速報の受信機など最新設備を備え、桑園駅前という利便性もあって前評判は上々でした。しかし、今月6日からの販売が直前になって延期されました。そのわけはー現在、新青森と新函館間が工事中の北海道新幹線です。道などが新函館から札幌までの延伸を国に求めていて、2020年度までの開業を目指しています。札幌までの延伸が決まった場合、ルートは、小樽からトンネルを通って、西区宮の沢周辺で地上に出ます。建設中のマンションは、JR函館線のすぐ南側で、いまの計画だと新幹線の高架がおよそ7メートルほどマンションの敷地に食い込んでしまいます。マンションの計画変更を要請した鉄道建設支援機構は、今回の措置は、売主からの問合せがあったためで、ルート上の他の建物の立ち退きや用地買収は延伸が決定してから始めるとしています。(鉄道建設・運輸施設整備支援機構:佐藤宏さん)「新幹線の構造物がマンションに接触することが判明し、建設計画の変更をお願いした」不動産の専門家は、今回の動きについてこう話します。(インフォメーションシステムキャビン・志田真郷社長)「新幹線がくることが具体的になりルートの一部が見えてきた。札幌延伸が現実味を帯びてきたということで大きな意味がある」1兆800億円という巨額の建設費のメドもたっていませんが、札幌までの新幹線延伸が、動き始めています。

2007年10月6日土曜日

保育園で1700万円の使途不明金

旭川市が認可している保育園で、およそ1700万円の使途不明金が発覚し、前園長が着服を一部認めている事がわかりました。使途不明金が発覚したのは、旭川市認可の社会福祉法人賛美会が運営する、こひつじ保育園です。この保育園では施設運営費の一部およそ1700万円が使途不明金となっていて、保育園の前園長が、着服を一部認めている事がわかりました。前園長は市から交付される施設運営費の一部を、経費の支払いに充てたように見せかけるなどして、着服を繰り返していたという事です。前園長は今年6月に懲戒解雇処分となっていて、保育園を運営する賛美会は刑事告訴も検討しているという事です。

2007年10月1日月曜日

卒業生1000人の情報流出

旭川竜谷高校の卒業生の個人情報が、インターネット上に流出していることがわかりました。情報が漏れた卒業生の数は、1000人を超えています。旭川竜谷高校によりますとインターネット上に流出したのは、1999年から2003年までに在学した卒業生の名前や在学中の成績などで、情報が漏れた人数は1099人にのぼります。教師の自宅にあるパソコンが、ウイルスに感染し、ファイル交換ソフト「ウィニー」を通じて漏れたのが原因ということです。(竜谷高校・踊場公雄校長)「学校、個人のミスが情報漏えいになりおわびする」旭川竜谷高校では、教師の処分を検討しているということです。

2007年9月29日土曜日

腎臓移植の普及推進訴える

腎臓移植を普及推進するための街頭キャンペーンが、きのう札幌で行われました。臓器移植法が施行されてからも、日本では臓器移植への理解と認識が移植先進国と比べて低く、キャンペーンではドナーカードへの登録とともに、腎臓病への理解などを訴えていました。

2007年9月28日金曜日

シーズン到来、きのこ展

山菜採りのシーズンが始まり札幌ではキノコの見分け方が学べる催しが行われています。札幌の「豊平公園緑のセンター」では職員たちが札幌近郊で採ってきたキノコを自然に生えている状態に再現し展示しています。食べられるキノコかどうかなど教えてくれる専門員もいて気軽に相談する事ができます。この催しはあさって月曜日までの開催で、あす午後1時半からはキノコの見分け方を学ぶ講習会も予定されています。

2007年9月27日木曜日

養護教諭、生徒の個人情報を紛失

釧路にある養護学校の男性教諭が、生徒の指導計画や通知票など生徒の個人情報を記録したパソコン用USBメモリーを紛失していたことが分かりました。道教委によりますと、生徒の個人情報が入ったUSBメモリーを紛失したのは北海道釧路養護学校の40歳の男性教諭です。男性教諭は今月13日の朝、自宅から車で出勤する途中に、USBメモリーを紛失しました。メモリーには5人の生徒の指導計画や通知票の下書きなど個人情報が入っていたため、学校は、生徒の保護者に謝罪をしました。学校では再発防止に努めたいとしています。

2007年9月26日水曜日

寿都町の男性を聴取

蘭越町で母親が殺され娘が重傷を負って見つかった事件で、警察は寿都町に住む男性が事件に関与している可能性があるとみて、けさから事情をきいています。これは今月15日、蘭越町旭台の山中で札幌市豊平区の上野雪絵さんが遺体でみつかった事件で、遺体の近くには長女が頭に大ケガをして倒れていました。その後現場から20キロほど離れた寿都町の海岸で上野さん親子の携帯電話が見つかり、捜査の結果、寿都町に住む35歳の男性が出会い系サイトを通じて上野さんとやりとりをしていたことがわかりました。さらにこの男性は、遺体が見つかった現場の土地鑑があるということで警察はけさから、任意で事情をきいています。

2007年9月24日月曜日

キノコ採りの男性発見

東川町でキノコ採りに出かけて行方不明になっていた男性が無事、見つかりました。見つかったのは旭川市の清水隆さん(72歳)で、きのう朝、自転車でキノコ採りに出かけたまま行方がわからなくなっていました。清水さんは疲れていますが、ケガはないということです。

2007年9月22日土曜日

お年寄りもケータイ

携帯電話を持つお年寄りが増えています。しかも通話するだけではなく、カメラやメールを使いこなす人も多くなってきているようです。札幌・北区の老人クラブです。最近、携帯電話を持つ人が増えてきたといいます。こちらの女性は、1年前に友達や家族との連絡用に持つようになりました。今ではもう、手放せない生活の必需品だといいます。(女性)「あちこち福祉センターにまめに通っているので連絡用に欠かせません」「お年寄りがそんなの何するのと言われるがあったほうが便利だから持って歩いています」札幌の家電量販店です。携帯電話売り場には、高齢者向けの商品がずらりと並んでいます。(ヨドバシカメラ・石橋晃さん)「一番シンプルなのはボタンだけのものもありますし、最近はボタンも液晶も大きく見やすく作られている機種もあります」高齢者向けの機種に共通する特徴はボタンが大きく、液晶に表示される文字も大きいということです。最近では、GPSを利用して外出した高齢者の居場所を家族が把握できるという機種も人気です。(ヨドバシカメラ・石橋晃さん)「携帯電話を新しく買うにあたって、メールやカメラといった次の基本機能を希望する人が増えています」再び北区の老人クラブです。こちらの男性は、携帯電話を6年間使い続けています。今は、テレビが見られる最新機種を使っていました。(男性)「メールのやりとりも覚えてね、子ども達やら、甥っ子、姪っ子とかと連絡しあったりね、頭の体操だと思って」孫とメールや写真をやりとりしたいー。そんなニーズを背景に携帯電話を持つお年寄りが、増えてきています。

2007年9月15日土曜日

各地で憲法九条を考える催し

数字の「9」が並ぶ9月9日にあわせて、憲法九条を考えようという催しが全道各地で開かれました。函館では一斉行動を呼びかけた「9条を考える道南の会」が、午前9時9分に9発の花火を打ち上げました。その後、戦争放棄を謳った憲法9条を読み上げて、3年後には改定の発議ができるようになる憲法論議に、警鐘を鳴らしました。札幌の大光寺でも、同じ時刻に市民らが"平和の鐘"を突きました。住職の深沢さんは、戦死した父の顔を知らず、行動に参加した理由をこう話しました。(深沢光有住職)「戦争はなぜ起こるのだろうという疑問はずっとありました」

2007年9月5日水曜日

監禁の男が配っていたニセの名刺

札幌市内のアパートで起きた監禁事件で自殺した男は先月中旬札幌市内の文房具店で「平林司」というニセの名刺を作っていたことがわかりました。女性を監禁したあと自殺した横山宏治容疑者は、先月11日、札幌市内の文房具店で「平林司」という名前のニセの名刺を作っていたことがわかりました。また、捜索の結果、札幌市東区のアパートから見つかった数十枚の名刺も「平林司」の名前が書かれたものだったということです。(横内記者)「22日の夕方。札幌の地下街の防犯カメラに女性と一緒に歩く横山容疑者の姿が映っていたことがわかりました」この女性は行方不明になっている札幌市中央区の23歳とみられ、またこの女性が当日の昼ごろ中央区の病院にいたことが確認されていることから警察は横山容疑者が先月22日の夕方、「平林司」の名刺を使ってこの女性を誘い出し、その後東区のアパートに監禁したとみて行方不明になっている女性の捜索を続けています。

2007年8月28日火曜日

石水社長、きょう辞任

石屋製菓はまもなく取締役会を開き、石水社長の辞任を正式に決定します。石水社長は「白い恋人」の賞味期限改ざんなど、一連の問題の責任をとり、辞任する考えを明らかにしていました。(石屋製菓・石水勲社長)「"敗軍の将は兵を語らず"。責任は一切、私にある。皆には、申し訳ないという気持ち」まもなく開かれる取締役会では、石水社長の辞任や、後任の社長にメーンバンクの北洋銀行の島田俊平氏の就任を決めるなど、取締役の人事を刷新することにしています。

2007年8月25日土曜日

道が食品安全推進本部

石屋製菓の賞味期限改ざん問題を踏まえ、道は、幹部職員を集め食の安全・安心の回復を目指すための対策会議を開きました。(高橋知事)「食の安全・安心の信頼構築には、長い努力が必要だが、失墜は一瞬に起こる」高橋はるみ知事は、会議でこのように述べ、信頼回復に向け一丸となって取り組むよう職員に訴えました。会議では、食品関係事業者に対し再発防止のため研修会を開催することや来月には緊急セミナーを開き食品期限表示の設定についてガイドラインを徹底するよう説明することにしています。

2007年8月17日金曜日

検証「変化した発言」

賞味期限の改ざん、部下しか知らなかったという石屋製菓の事実説明は、きょうの会見で一変しました。事実を公表したおとといからきょうまでの3回の記者会見を、3つのポイントから検証します。(石屋製菓・石水勲社長)「父の代から60年やってきたこの会社をなんとか残してもう一度と考えているので宜しくお願いしたい。きょうはすべて本当のことを話す」きのう開かれた2回目の記者会見ー。石水社長は苦渋の表情で、部下がどうやって賞味期限を改ざんしたのかを説明する弁護士の言葉に聞き入っていました。(伊藤道行統括部長)「すべて自分の判断。社長は知らなかった」右腕といわれる統括部長は自分の判断と説明ー、改ざんしたのは30周年限定商品だけと断言しました。しかし、賞味期限を延長する行為は、10年以上前から日常的に行われていて、そのことは石水社長も知っていたことがきょうの会見で明らかになりました。(大川弁護士)「6月30日に大腸菌群が検出されたときに社告を出すべきと調査したが、7月3日に煮沸したら大腸菌がなくなっていたということ」アイスクリームから食中毒を起こすおそれがある大腸菌群が見つかったのは6月30日の自主検査でした。大腸菌の検査は20年以上前からやっていると石水社長は語りましたが、その後の対応は安全管理を置き去りにしたものでした。(弁護士)「(Q.保健所に報告は?)してません。常識的に考えてすべきだった」(弁護士)「HPのメールに6月下旬、告発のメール。きのう知って社長に報告した。内容読んでみて、社員にしかかけない内容だなと」(伊藤道行統括部長)「(いたずらとは)思わなかった」今回の問題は社員からと見られる2度の内部告発のメールから発覚しました。しかし担当者のもとで情報は止められ、石水社長のもとには伝わっていませんでした。(石屋製菓・石水勲社長)「ぼくの喜ぶニュースを真っ先に入れてくれるー。入れたくないニュースを自分達で解決しようというのがあった。間違いだった」

2007年8月13日月曜日

長男の体に無数の火傷跡

虐待は日常的に、そして5歳の妹にも加えていた疑いが出ています。苫小牧で29歳の父親が、小学1年の長男にロウを垂らすなど虐待した疑いで逮捕された事件で、長男の体には無数の火傷跡があったことが分かりました。アパートの玄関前に並ぶ遊具や三輪車。夏休みの宿題なのでしょうか、日当たりの良い場所に置かれたアサガオ。この家で起きた虐待事件。逮捕されたのは川村和也容疑者(29歳)。被害者は小学1年の長男でした。長男が通う苫小牧市内の小学校の通報で、虐待の事実が明らかになりました。(横内記者)「少年の顔に傷があったことを不審に思った女性担任が、少年を問いただしたところ今回の事件が発覚しました」(小学校の校長)「胸、背中に点々とロウソクを垂らして出来た火傷の跡が無数にあった」長男の体に100か所以上残されたロウソクの跡。警察の調べに川村容疑者は「しつけのためにやった」と答えているといいます。虐待はゴールデンウィーク明けから行われていたことが、小学校の家庭訪問で分かっています。(小学校の校長)「何かあったのかと聞くと、言うことを聞かないのでせっかんしたと答えた」川村容疑者は去年1月に結婚して、妻の連れ子である長男と5歳の長女、結婚後に生まれた2人の子供と一緒に暮らしていました。(近所の人)「外に出たら親子仲良く遊んでいるのはよく見た虐待のような跡は見たことがない」これまでの調べで、5歳の長女にも左手に火傷の跡があり、川村容疑者から虐待を受けていた可能性が出ています。アサガオの世話をすることも出来ず、児童相談所で夏休みを過ごす長男。警察は虐待は日常的に行われていたとみて、川村容疑者の身柄を検察庁に送ってさらに追及する方針です。

2007年8月11日土曜日

札幌で原爆の火を囲む集い

きょう、8月6日は「広島原爆の日」です。核兵器の廃絶を目指し、札幌では原爆の火を囲む集いが開かれました。「原爆の火」は1945年8月6日に当時の陸軍兵が被災直後の広島で採火したものを世界各地に広めてきたもので、北海道では89年からきょうまで消えることなく灯り続けています。原爆の日のきょうは戦争のない世界を実現しようと有志らが集まり、広島に原爆が投下された8時15分から1分間、黙祷をささげました。原爆投下から62年。有志らは戦争のない平和な世界を実現しようと、不戦の誓いを新たにしていました。

2007年8月8日水曜日

警察学校が体験入学

是非、うちの学校に入学してください!と、学校の魅力をアピールする体験入学を実施する大学が増えているなか、ついに、この学校も動き出しました。(参加者)「感動した!!」男性がまたがっているのは「白バイ」―。パトカーに乗ってサイレンのスイッチを入れる体験もできました。ここは北海道警の警察学校―。道警はこの日、全国で初めて体験入学を実施しました。(参加者)「施設をまわるのが楽しみ。普段見られないじゃないですか」「こういう所でもっと知れたらいいと思う」今回、道警が体験入学を実施した背景ーそれは、警察官採用試験を受験する人が減少しているからです。この5年で、1万人以上いた受験者は半分以下になりました。(道警採用センター・今島昭所長)「普段公開していない警察学校の様子を実際に体験してもらい、受験にあたっての不安や心配を解消してもらいたい」体験…といえども規律正しい生活が求められる警察学校―緊張した空気が流れます。(警察官)「敬礼!!」早速「敬礼」の練習です。さらに警察官の帽子を着用して「敬礼」―。手錠や警棒の展示でも私語はなく、警察官も淡々と説明を続けます。整列して移動した後はー。生徒を犯人役に逮捕術を体験。警察学校は全寮制です。6人部屋で、2段ベッドだけの部屋も見学しました。(参加者)「逮捕術を体験したのが楽しかったです」「肌で感じられてよかった」道警では、今回の体験入学を優秀な人材の確保に結び付けたい考えです。

2007年8月7日火曜日

大型トラックと衝突、男性死亡

きょう未明、長万部町の国道で乗用車が、大型トラックと正面衝突し、路外に飛び出して炎上しました。この事故で、乗用車を運転していた男性が死亡しました。事故があったのは、長万部町国縫の国道5号です。きょう午前2時半頃、札幌から函館方向に向かっていた乗用車が対向車線にはみ出し、前から来た大型トラックと正面衝突し、路外に飛び出して炎上しました。この事故で、乗用車を運転していた男性が死亡しました。現場は、片側1車線の直線道路で警察では、死亡した男性の身元の確認を急ぐとともに、事故の原因を詳しく調べています。

2007年7月29日日曜日

癖になるすすきのヘルス

すすきのヘルスは癖になります。

お気に入りの女の子ができてしまいました

また今度すすきのに行ってきます。

2007年7月25日水曜日

メール119番もっと使って!! 聴覚障害者向け通報システム 札幌

 聴覚や言葉が不自由な人が携帯電話やパソコンのメールを使って、救急車などの出動を要請する「メール119番」。札幌市消防局と社団法人・札幌聴力障害者協会は二十七日午後七時から、中央区大通西一九の同市視聴覚障がい者情報センターで、このシステムを説明する講習会を開く。
 同市は電話による火災や急病の通報が困難な人のために、二○○四年十一月からメール119番を導入。しかし、現在の登録者数は百八十七人で、市内の約五千六百人の聴覚障害者に幅広く浸透していないのが実態だ。このシステムによる出動件数も、救急車十四回にとどまっている。
 このため、市消防局と同協会は障害者団体に入っていない人も対象にした初の講習会を開くことにした。講習会では、受講者が持っているパソコンや携帯電話の機種に応じて、使い方を分かりやすく解説する。
 市消防局は「メールの使い方が分からない」という高齢者の声を受け、今年四月からはメール以外にファクスや郵便での登録を可能にした。講習会では簡略化した登録手続きについても説明する。
 市消防局は「万が一の場合に役立つシステム。この機会に使い方を覚えてほしい」と、幅広い参加を呼びかけている。参加無料。希望者は当日、直接会場へ。問い合わせなどは市消防局(電)215・2080、ファクス261・9119へ。

(北海道新聞より引用)

2007年7月18日水曜日

残留孤児支援*尊厳回復の課題は多い

 中国残留孤児が政府に賠償を求めていた集団訴訟が終結することになった。
 政府・与党がまとめた新たな支援策を孤児と弁護団が受け入れたのだ。
 制度の法案化を確認した後、札幌など全国の原告団が訴えを取り下げる。
 国策の「満州移民政策」によって生まれた残留孤児の帰国後の生活を支えるのは政府の責務だ。血の通った支援を着実に実行してほしい。
 東京地裁に最初に訴訟が提起されてから四年半になる。この間、結果を見届けずに三十人ほどが亡くなった。
 中国で、そして、祖国に帰った後も辛酸をなめた孤児の境遇を思えば、支援策の決定は遅きに失した。
 新たな支援制度の下では、現在は三分の一支給の国民年金を満額(月額六万六千円)支給する。生活保護に代わる給付金制度を設け、単身世帯で月額最大八万円を上乗せして出す。
 医療、介護、住宅の費用も収入の状況に応じて政府が負担する方針だ。
 孤児の多くは日本語が不自由で、高齢化しているため、満足な職を得られず、全国で六割、道内では八割が生活保護を受けている。
 政府が生活保護制度を下敷きにした支援策の素案を四月にまとめた際、孤児たちは「これだと、行政が収入状況を頻繁に確認する。生活を監視される惨めさは変わらない」と反発した。
 ただ、新たな支援策にも生活保護の要素が残っている。行政が収入状況を調べ、勤労収入、厚生年金の支給があれば給付金を減らす仕組みなのだ。
 政府は「収入認定」は年一回にとどめる方針だが、孤児の生活に安易に干渉しないよう配慮すべきだ。
 孤児が全国十五地裁に起こした訴訟で、現段階で原告が勝訴したのは昨年十二月の神戸地裁だけだ。判決は、政府に対し「孤児の被害を救済すべき高度の政治的責任を負う」と断じた。
 司法による解決の道が事実上閉ざされた以上、あとは政治決着しかない。
 孤児たちは参院選の日程を視野に、「いまを逃せばまとまるものもまとまらない」と決断した。不安を残しつつ支援策を受け入れざるを得なかった心情を政府は忘れてはいけない。
 支援策は孤児たちが日本人としての尊厳を取り戻すための第一歩だ。
 今後さらに、日本語の習得や医療・介護への支援、二世、三世への就労支援をはじめ、家族を含めた生活全般への支援を充実させる必要がある。
 支援策の実効性を検証するため、孤児たちと行政の定期的な協議の場を設けることも検討課題ではないか。
 孤児たちは老後への備えができないまま、七十歳前後になった。祖国での生活の安定と安らぎを求めている。
 「帰って来て本当によかった」と思ってもらうため、地域社会で孤立させるようなことがあってはならない。

(北海道新聞より引用)

2007年7月4日水曜日

札幌駅南口商業ビル、全面改装 広告、景観に配慮します

札幌都心部で、景観に配慮した屋外広告づくりが活発化している。JR札幌駅南口の商業ビルでは、各テナントが協力してこれまでの広告を全面改装。札幌市も民間と連携し、市条例に基づく広告規制地域の拡大に乗り出すなど、街並み整備に力を入れている。
 六月末、JR札幌駅南口のデパートやJR北海道などでつくる「札幌駅南口地区第一区域広告景観協議会」が、札幌エスタの壁面広告を全面改装した。
 総工費は約一億七千万円。以前はテナントごとに広告の文字の大きさや色がばらばらで、背景にも複数の色が使われていた。今回の改装で文字の大きさを統一し、赤やオレンジの文字でまとめた。
 同駅周辺一帯は、二○○二年四月から翌年三月にかけて市屋外広告物条例に基づく景観保全型広告整備地区に指定された。条例では建物屋上での広告物設置禁止や建物四階以上での商品名の期限を定めない広告掲載の禁止など詳細に決められている。同地区で広告物を設置する場合は、デザイン性が高く、景観に配慮されていると市が認める必要がある。
 しかし、整備地区指定後も屋上に野外広告があったり、ビル壁面の広告デザインが不統一だったりする状態が続いていた。
 広告景観協議会では○三年からこれまでに五回の話し合いを重ね、景観に配慮した広告整備を検討してきた。同協議会事務局の佐藤龍一さんは「広告は売り上げを左右するだけに、各店から理解を得るのが大変だったが、札幌の玄関口をきれいにして観光客を迎えたかった」と振り返る。
 市は現在、札幌駅前通と大通西一-一三を、一○年度までに景観保全型広告整備地区にするため、市民でつくる「まちづくり協議会」などと話し合いを進めている。市建設局は「札幌駅南口での取り組みが民間主導で広がり、都市景観に貢献できれば」と期待している
(北海道新聞より引用)

2007年6月22日金曜日

スポーツ少年団交流野球開幕 全道目指す渡島管内59チームが参加

 野球の第二十五回ホクレン旗争奪・第二十八回スタルヒン杯争奪渡島・函館スポーツ少年団交流大会の開会式が十日、オーシャンスタジアムで開かれた。
 開会式には、大会に参加する、渡島管内の五十九チームの選手たちが集合し、元気よく入場行進した。
 選手を代表して、柏野クラブスポーツ少年団主将の大高徳馬君(函館・柏野小六年)が「練習の成果を十分に発揮し、悔いのないよう全力でプレーすることを誓います」と力強く宣誓した。
 大会はトーナメントで、同日は、同スタジアムなど四球場で十五試合が行われた。決勝は七月一日の予定。
 一、三位は二十九日から札幌で開かれるホクレン旗争奪全道大会、二位は、二十七日から旭川で開かれるスタルヒン杯全道大会に出場する。

(北海道新聞より引用)

2007年6月15日金曜日

梅田が初優勝 ゴルフ第39回道女子アマチュア選手権

 ゴルフの第39回道女子アマチュア選手権は1日、札幌市の札幌南ゴルフクラブ駒丘コース(6347ヤード、パー72)で最終ラウンドを行い、梅田如(きさ)=札幌=が菊地明砂美(ちとせインター)とのプレーオフを制し、通算12オーバーの228で初優勝を飾った。高林由実(シャトレーゼ石狩)と中学1年の藤田光里(JGAジュニア会員)が5打差で3位。8位までが19日から宮崎で行われる日本女子アマチュア選手権の出場資格を得た。

(北海道新聞より引用)

2007年6月11日月曜日

道教大改革思いつづる 8月退任の村山学長が本出版

 全国最大規模を誇る教育大学のキャンパス再編に大なたを振るった道教大の村山紀昭学長(64)が、八月の退任を前に学長在任の八年間を振り返る本を札幌の出版社・柏艪舎から出版した。一九九九年の学長就任以来、大学法人化を含めた改革の先頭に立ち、時には「強引」と学内の批判を浴びながらも行財政改革を錦の御旗に圧力をかけてきた国と対峙(たいじ)した思いを盛り込んでいる。
 本のタイトルは「北の教育と人づくりを求めて」。北海道の教育と人づくり、大学改革、教師教育の提言など五章で構成。任期中に行った学外有識者との対談や、国際シンポジウムでの講演、新聞・雑誌掲載のインタビュー記事などを採録した。
 高向巌北洋銀行会長との対談では、法人化後に目の当たりにした国の運営費交付金に頼らざるを得ない大学の財政基盤の弱さについて述べ、カリキュラムの改革については学生の実践力を磨く現場実習を大幅に増やしたことを紹介。道内五カ所のキャンパス再編は、同じようなキャンパスを並立させるのではなく、札幌校は小学校教員、旭川校は中学校教員を重点に育成するといったキャンパスの特色を打ち出し、それに合わせた教授陣で固めたと説明している。
 出版に踏み切ったのは、「大学が改革に努力していることを広く知ってもらうため」と強調。学長に就任した九九年当時は、国立大学法人化の動きが本格化した時期。村山学長は、学長素案を示すなど再編に積極的に取り組んだため学内から「性急」と強い批判を浴びつつも、トップダウンで進めた。「改革を率先することで、国から『非効率』として批判が大きかった五つのキャンパスすべてを、結果として存続できた」と話している。
 四六判。三百十ページ。千八百九十円。全国の主要書店で扱っている。

(北海道新聞より引用)

2007年6月7日木曜日

防衛施設庁廃止など 衆院委が改正案可決

 衆院安全保障委員会は二十四日、官製談合事件が起きた防衛施設庁を廃止する防衛省設置法改正案と、陸上自衛隊第一一師団(司令部・札幌)の旅団化を含む自衛隊法改正案を、自民、公明、民主三党などの賛成で可決した。二十五日の衆院本会議で可決、参院に送付され、今国会で成立する見通しだ。
 防衛省設置法改正案は、防衛施設庁を防衛省に統合し、札幌防衛施設局など全国に八カ所ある防衛施設局を「地方防衛局」に改編することなどを盛り込んだ。第一一師団は本年度中に旅団化する方針で、定員は現行の約七千二百人から約三千六百人に半減する。

(北海道新聞より引用)

2007年6月6日水曜日

道産ワイン

大洪水に備えて箱舟を造る。船大工たちには、牛や羊の肉とともに、赤と白のワインが振る舞われた。古代メソポタミアのギルガメシュ叙事詩に書かれている。旧約聖書の「ノアの箱舟」はこの話が原型だと考える人もいる▼「叙事詩」は四千年ほど前に成立した世界最古の文献だ。それに出てくるくらいだから、ワインの歴史は古い。八千年ほど前には飲まれていた。麦や米よりも、ブドウは発酵させやすかったかららしい▼日本でワインを最初に造ったのは明治になってからだ。北海道でも開拓使が製造を試みた。やがて、十勝管内池田町が旗手となり本格生産が始まる。それから四十年ほどしかたっていない▼道産ワインの会社は、今や十指に余る。札幌・大通公園のライラックまつり(二十七日まで)に足を運んだ。ワインガーデン(七丁目)をのぞく。出品各社の製品が多様でおいしいことに目を見張った▼ワインは大地が生み出す。北海道のような冷涼な土地は、さわやかなワインが向いている。飲めばすっきりと、夏場に合った味わいだ。歴史はまだ浅いが、ブドウ栽培の適地は、今後も広がる可能性があるという▼風の中、噴水の周囲に並んだテーブルに座る。咲き始めたライラックの花を見ながら道産のワインとチーズを楽しむ。至福のひとときである。週末は雨模様との予報だが、北海道の味を楽しめる晴れ間がほしい。

(北海道新聞より引用)

2007年6月3日日曜日

地力で逆転 首位固め

 これが首位の地力だ。札幌は要の最終ラインを入れ替える苦しい状況をチーム一丸となって乗り越えた。三浦監督は「ゲーム前から難しいと思っていた。この厳しい中で勝ち点を取れた意味は大きい」と、手応えを語った。  前半はホームの勢いに乗る湘南のペース。アジエルにFKを決められ0-1で折り返した。「流れを変えたかった」という三浦監督は、後半のスタートからFW石井とMF砂川を投入し、勝負に出た。  「監督の意図は分かっていた。自分たちで勢いをつかもうと、砂さん(砂川)と話してピッチに入った」。石井はその言葉通りにスピードを生かしてゴール前へ飛び込んだところでDFに倒され、貴重なPKを得た。砂川は右サイドで攻撃に変化をつけ、何度もチャンスをつくり、35分にはカウンターからの右クロスでダビの勝ち越しゴールをおぜん立てしてみせた。  不安のあった守備も結局はアジエルの個人技ともいえるFKによる1点にとどめた。負傷でベンチを外れたブルーノクアドロスと西沢に代わった吉瀬、池内も必死に役割をこなした。DFラインをリードした曽田は「メンバーが入れ替わって崩れたら『やっぱり』と言われかねない。それだけは避けたかった」と、意地のプレーを振り返った。同点とした後にボランチとして出場した大塚も中盤の守りをがっちり固めた。  三浦監督は「途中交代の石井、砂川、大塚が、しっかりハードワークして勝利に貢献してくれた。DFラインも思ったよりいい出来だった」と、窮地の中で奮闘した選手たちをたたえた。

(北海道新聞より引用)

2007年6月1日金曜日

道都に初夏香る さっぽろライラックまつり開幕

 札幌に初夏の訪れを告げる第四十九回さっぽろライラックまつり(実行委員会主催)が二十三日、札幌市中央区の大通公園で開幕した。札幌市の木・ライラック約四百本が見ごろを迎え、市民や観光客が紫や白の花と柔らかな香りを楽しんだ。
 札幌は正午の気温が平年より一度低い一五・五度と、やや肌寒かったが、さわやかな青空が広がった。
 開会式ではライラックの苗木二千五百本が無料で配られ、「好きですサッポロ」などの音楽演奏が花を添えた。
 まつりは二十七日までの五日間で、来年の五十周年に向け、これまでより二日間長くなった。約四十種類の道産ワインが楽しめるワインガーデンや、市民グループが出演する「市民音楽の広場」など、多彩なイベントが行われる。
 問い合わせは運営本部(電)011・251・5112へ。

(北海道新聞より引用)

2007年5月31日木曜日

求む!!市町村への医師派遣 道、民間病院に支援金 今夏にも

 道は二十二日、医師不足の市町村立病院や診療所に勤務医を派遣する民間病院に、資金支援をする制度を創設する方針を固めた。本年度の補正予算案に盛り込み、六月中旬開会予定の定例道議会に提出、早ければ夏から制度をスタートさせたい考え。民間病院から派遣される医師は一年間に数人と見込んでおり、支援額は一人当たり数百万円になるとみられる。道保健福祉部によると、同様の制度は全国的にも珍しいという。
 道内の各市町村はこれまで、大学病院から医師を引き揚げられ医師確保にめどがつかない場合、道や大学病院、二医療法人などでつくる道医療対策協議会に調整を依頼し、協議会に加盟する大学病院や医療法人などから医師の派遣を受ける「新医師派遣システム」を利用していた。
 本年度は道内の医師不足がさらに深刻化し、自治体から同協議会への派遣要請が過去最多の四十人に上り、このうちの半数については、現在も調整不能の状態となっている。市町村が自力で医師を探しているものの、多くの病院で医師が不足しているため、派遣は進んでいない。
 このため、道は協議会に参加していない道内の民間病院にも新たに派遣への協力を呼びかけ、医師の派遣を承諾した病院に資金支援を行う。
 道はこのほか、本年度中に地方勤務をする医師を道職員として採用するほか、医師の移住などの説明会を道外でも開催することを検討している。
 全国自治体病院協議会の小熊豊・道支部長は「民間病院の力をぜひお借りしたい。制度に期待している」と話している。また、医師を派遣する側の全日本病院協会の西沢寛俊会長(札幌)は「民間病院でも余裕のあるところは少なく、協力できる病院がどれだけあるかは未知数だ。ただ、地域の病院の窮状は理解できるので、協力できる方法がないか考えなければならない」としている。

(北海道新聞より引用)

2007年5月30日水曜日

上光証券社長に松浦氏が昇格

 道内唯一の地場証券会社、上光証券(札幌)は十六日、木村美太郎社長(67)が代表取締役会長に就任、後任に松浦良一副社長(55)が昇格する人事を内定した。六月二十七日の株主総会後の取締役会で正式決定する。
 木村、松浦両氏とも元北洋銀行常務で、二代続けて北洋銀出身者が社長に就任する。
 木村氏は二○○一年から社長を務めており、松浦氏の社長就任で若返りを図る。
 松浦 良一氏(まつうら・りょういち)早大卒。74年北海道拓殖銀行入り。札幌駅北口支店長などを務め、北洋銀行移籍後は大通支店長や業務推進部長などを歴任。05年に北洋銀常務に就任し、06年6月から上光証券副社長。札幌市出身。

(北海道新聞より引用)