2007年6月22日金曜日

スポーツ少年団交流野球開幕 全道目指す渡島管内59チームが参加

 野球の第二十五回ホクレン旗争奪・第二十八回スタルヒン杯争奪渡島・函館スポーツ少年団交流大会の開会式が十日、オーシャンスタジアムで開かれた。
 開会式には、大会に参加する、渡島管内の五十九チームの選手たちが集合し、元気よく入場行進した。
 選手を代表して、柏野クラブスポーツ少年団主将の大高徳馬君(函館・柏野小六年)が「練習の成果を十分に発揮し、悔いのないよう全力でプレーすることを誓います」と力強く宣誓した。
 大会はトーナメントで、同日は、同スタジアムなど四球場で十五試合が行われた。決勝は七月一日の予定。
 一、三位は二十九日から札幌で開かれるホクレン旗争奪全道大会、二位は、二十七日から旭川で開かれるスタルヒン杯全道大会に出場する。

(北海道新聞より引用)

2007年6月15日金曜日

梅田が初優勝 ゴルフ第39回道女子アマチュア選手権

 ゴルフの第39回道女子アマチュア選手権は1日、札幌市の札幌南ゴルフクラブ駒丘コース(6347ヤード、パー72)で最終ラウンドを行い、梅田如(きさ)=札幌=が菊地明砂美(ちとせインター)とのプレーオフを制し、通算12オーバーの228で初優勝を飾った。高林由実(シャトレーゼ石狩)と中学1年の藤田光里(JGAジュニア会員)が5打差で3位。8位までが19日から宮崎で行われる日本女子アマチュア選手権の出場資格を得た。

(北海道新聞より引用)

2007年6月11日月曜日

道教大改革思いつづる 8月退任の村山学長が本出版

 全国最大規模を誇る教育大学のキャンパス再編に大なたを振るった道教大の村山紀昭学長(64)が、八月の退任を前に学長在任の八年間を振り返る本を札幌の出版社・柏艪舎から出版した。一九九九年の学長就任以来、大学法人化を含めた改革の先頭に立ち、時には「強引」と学内の批判を浴びながらも行財政改革を錦の御旗に圧力をかけてきた国と対峙(たいじ)した思いを盛り込んでいる。
 本のタイトルは「北の教育と人づくりを求めて」。北海道の教育と人づくり、大学改革、教師教育の提言など五章で構成。任期中に行った学外有識者との対談や、国際シンポジウムでの講演、新聞・雑誌掲載のインタビュー記事などを採録した。
 高向巌北洋銀行会長との対談では、法人化後に目の当たりにした国の運営費交付金に頼らざるを得ない大学の財政基盤の弱さについて述べ、カリキュラムの改革については学生の実践力を磨く現場実習を大幅に増やしたことを紹介。道内五カ所のキャンパス再編は、同じようなキャンパスを並立させるのではなく、札幌校は小学校教員、旭川校は中学校教員を重点に育成するといったキャンパスの特色を打ち出し、それに合わせた教授陣で固めたと説明している。
 出版に踏み切ったのは、「大学が改革に努力していることを広く知ってもらうため」と強調。学長に就任した九九年当時は、国立大学法人化の動きが本格化した時期。村山学長は、学長素案を示すなど再編に積極的に取り組んだため学内から「性急」と強い批判を浴びつつも、トップダウンで進めた。「改革を率先することで、国から『非効率』として批判が大きかった五つのキャンパスすべてを、結果として存続できた」と話している。
 四六判。三百十ページ。千八百九十円。全国の主要書店で扱っている。

(北海道新聞より引用)

2007年6月7日木曜日

防衛施設庁廃止など 衆院委が改正案可決

 衆院安全保障委員会は二十四日、官製談合事件が起きた防衛施設庁を廃止する防衛省設置法改正案と、陸上自衛隊第一一師団(司令部・札幌)の旅団化を含む自衛隊法改正案を、自民、公明、民主三党などの賛成で可決した。二十五日の衆院本会議で可決、参院に送付され、今国会で成立する見通しだ。
 防衛省設置法改正案は、防衛施設庁を防衛省に統合し、札幌防衛施設局など全国に八カ所ある防衛施設局を「地方防衛局」に改編することなどを盛り込んだ。第一一師団は本年度中に旅団化する方針で、定員は現行の約七千二百人から約三千六百人に半減する。

(北海道新聞より引用)

2007年6月6日水曜日

道産ワイン

大洪水に備えて箱舟を造る。船大工たちには、牛や羊の肉とともに、赤と白のワインが振る舞われた。古代メソポタミアのギルガメシュ叙事詩に書かれている。旧約聖書の「ノアの箱舟」はこの話が原型だと考える人もいる▼「叙事詩」は四千年ほど前に成立した世界最古の文献だ。それに出てくるくらいだから、ワインの歴史は古い。八千年ほど前には飲まれていた。麦や米よりも、ブドウは発酵させやすかったかららしい▼日本でワインを最初に造ったのは明治になってからだ。北海道でも開拓使が製造を試みた。やがて、十勝管内池田町が旗手となり本格生産が始まる。それから四十年ほどしかたっていない▼道産ワインの会社は、今や十指に余る。札幌・大通公園のライラックまつり(二十七日まで)に足を運んだ。ワインガーデン(七丁目)をのぞく。出品各社の製品が多様でおいしいことに目を見張った▼ワインは大地が生み出す。北海道のような冷涼な土地は、さわやかなワインが向いている。飲めばすっきりと、夏場に合った味わいだ。歴史はまだ浅いが、ブドウ栽培の適地は、今後も広がる可能性があるという▼風の中、噴水の周囲に並んだテーブルに座る。咲き始めたライラックの花を見ながら道産のワインとチーズを楽しむ。至福のひとときである。週末は雨模様との予報だが、北海道の味を楽しめる晴れ間がほしい。

(北海道新聞より引用)

2007年6月3日日曜日

地力で逆転 首位固め

 これが首位の地力だ。札幌は要の最終ラインを入れ替える苦しい状況をチーム一丸となって乗り越えた。三浦監督は「ゲーム前から難しいと思っていた。この厳しい中で勝ち点を取れた意味は大きい」と、手応えを語った。  前半はホームの勢いに乗る湘南のペース。アジエルにFKを決められ0-1で折り返した。「流れを変えたかった」という三浦監督は、後半のスタートからFW石井とMF砂川を投入し、勝負に出た。  「監督の意図は分かっていた。自分たちで勢いをつかもうと、砂さん(砂川)と話してピッチに入った」。石井はその言葉通りにスピードを生かしてゴール前へ飛び込んだところでDFに倒され、貴重なPKを得た。砂川は右サイドで攻撃に変化をつけ、何度もチャンスをつくり、35分にはカウンターからの右クロスでダビの勝ち越しゴールをおぜん立てしてみせた。  不安のあった守備も結局はアジエルの個人技ともいえるFKによる1点にとどめた。負傷でベンチを外れたブルーノクアドロスと西沢に代わった吉瀬、池内も必死に役割をこなした。DFラインをリードした曽田は「メンバーが入れ替わって崩れたら『やっぱり』と言われかねない。それだけは避けたかった」と、意地のプレーを振り返った。同点とした後にボランチとして出場した大塚も中盤の守りをがっちり固めた。  三浦監督は「途中交代の石井、砂川、大塚が、しっかりハードワークして勝利に貢献してくれた。DFラインも思ったよりいい出来だった」と、窮地の中で奮闘した選手たちをたたえた。

(北海道新聞より引用)

2007年6月1日金曜日

道都に初夏香る さっぽろライラックまつり開幕

 札幌に初夏の訪れを告げる第四十九回さっぽろライラックまつり(実行委員会主催)が二十三日、札幌市中央区の大通公園で開幕した。札幌市の木・ライラック約四百本が見ごろを迎え、市民や観光客が紫や白の花と柔らかな香りを楽しんだ。
 札幌は正午の気温が平年より一度低い一五・五度と、やや肌寒かったが、さわやかな青空が広がった。
 開会式ではライラックの苗木二千五百本が無料で配られ、「好きですサッポロ」などの音楽演奏が花を添えた。
 まつりは二十七日までの五日間で、来年の五十周年に向け、これまでより二日間長くなった。約四十種類の道産ワインが楽しめるワインガーデンや、市民グループが出演する「市民音楽の広場」など、多彩なイベントが行われる。
 問い合わせは運営本部(電)011・251・5112へ。

(北海道新聞より引用)