2008年4月25日金曜日

アパレルの「きりあき」 台湾で制服製作、販売 来年にも合弁会社(04/24 06:59)

アパレル道内大手のきりあき(札幌)が、台湾で企業向けの制服製作販売事業に乗り出した。制服文化の浸透していない台湾で、企業イメージ向上につながるなどとして売り込む。二〇〇九年にも台北の企業と合弁会社を設立し、本格展開する構えだ。
 台湾で実際に事業展開するのはきりあきグループのデザイン会社ジェイドクラフト(同)。同社は飲食店などで使われる制服のデザインに加え、道産食品の包装の意匠制作も手掛けており、日本貿易振興機構(ジェトロ)北海道主催の台湾商談会への参加をきっかけに進出を決めた。
 まず、高級マンション管理業者の制服の製作販売を受注。不動産管理大手の日本ハウズイング(東京)が一九九四年に台湾で設立した合弁会社で、モノトーン基調の中に企業カラーの赤をあしらい、格調高い制服に仕上げた。高級マンションの受け付けスタッフやガードマン用とし、約四百着を現地工場に製造委託した。
 さらに台湾最大のホテルチェーングループのハワードホテルの制服も受注する見通し。制服ばかりではなく食器などのデザインにかかわる商談も進んでいるという。
 ジェイドクラフトの峰江卓也社長は「制服は企業イメージを発信する経営資源。制服になじみの薄い台湾では、競合が少なく新規参入の利点がある。アパレル以外のデザインも積極的に手掛けていきたい」と話している。

(北海道新聞より引用)

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