2008年4月15日火曜日

ケーズ、新たに札幌など道内6店 2年間で ヤマダ電機に対抗

 家電量販店業界第四位のケーズホールディングス(水戸市)は、主力の大型店を中心に札幌市内などで二〇〇八、〇九年に最低六店舗を新規出店する。業界最大手のヤマダ電機を上回る店舗網を整備し、道内での営業基盤を強化する。
 〇八年の出店計画は、六月開業を目指す北広島市、九月の渡島管内八雲町、十月の函館市、十二月の札幌市北区の四店舗。〇九年に向けては江別市と札幌市で出店を検討しているが、前倒しする可能性もある。
 いずれも昨年子会社化したデンコードー(宮城県名取市)が運営し、店舗面積約二千平方メートルの八雲町の店舗を除き、ケーズの既存店を一回り上回る五千-六千平方メートル級の大型店とする。
 ケーズは〇七年四月、東北を地盤とし一九九〇年に道内進出して九店舗を展開していたデンコードーを傘下に収めた。
 ケーズは自らのフランチャイズ店と合わせ、道内のグループ全十五店舗の名称を「ケーズデンキ」に改めて営業しており、〇七年三月期には道内で百八十四億円を売り上げている。
 道内では、ヤマダ電機が十七店を、フランチャイズ店が過半数を占めるベスト電器が七十五店を展開しており、ケーズは道内進出の先行者デンコードーのノウハウを生かし出店攻勢をかける。
 ケーズは「小型店が多い道内は大型店の出店余地がまだある」(社長室)と話しており、年二、三店の新規出店を継続する考えだ。

(北海道新聞より引用)

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