2007年8月17日金曜日

検証「変化した発言」

賞味期限の改ざん、部下しか知らなかったという石屋製菓の事実説明は、きょうの会見で一変しました。事実を公表したおとといからきょうまでの3回の記者会見を、3つのポイントから検証します。(石屋製菓・石水勲社長)「父の代から60年やってきたこの会社をなんとか残してもう一度と考えているので宜しくお願いしたい。きょうはすべて本当のことを話す」きのう開かれた2回目の記者会見ー。石水社長は苦渋の表情で、部下がどうやって賞味期限を改ざんしたのかを説明する弁護士の言葉に聞き入っていました。(伊藤道行統括部長)「すべて自分の判断。社長は知らなかった」右腕といわれる統括部長は自分の判断と説明ー、改ざんしたのは30周年限定商品だけと断言しました。しかし、賞味期限を延長する行為は、10年以上前から日常的に行われていて、そのことは石水社長も知っていたことがきょうの会見で明らかになりました。(大川弁護士)「6月30日に大腸菌群が検出されたときに社告を出すべきと調査したが、7月3日に煮沸したら大腸菌がなくなっていたということ」アイスクリームから食中毒を起こすおそれがある大腸菌群が見つかったのは6月30日の自主検査でした。大腸菌の検査は20年以上前からやっていると石水社長は語りましたが、その後の対応は安全管理を置き去りにしたものでした。(弁護士)「(Q.保健所に報告は?)してません。常識的に考えてすべきだった」(弁護士)「HPのメールに6月下旬、告発のメール。きのう知って社長に報告した。内容読んでみて、社員にしかかけない内容だなと」(伊藤道行統括部長)「(いたずらとは)思わなかった」今回の問題は社員からと見られる2度の内部告発のメールから発覚しました。しかし担当者のもとで情報は止められ、石水社長のもとには伝わっていませんでした。(石屋製菓・石水勲社長)「ぼくの喜ぶニュースを真っ先に入れてくれるー。入れたくないニュースを自分達で解決しようというのがあった。間違いだった」

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