2007年8月13日月曜日

長男の体に無数の火傷跡

虐待は日常的に、そして5歳の妹にも加えていた疑いが出ています。苫小牧で29歳の父親が、小学1年の長男にロウを垂らすなど虐待した疑いで逮捕された事件で、長男の体には無数の火傷跡があったことが分かりました。アパートの玄関前に並ぶ遊具や三輪車。夏休みの宿題なのでしょうか、日当たりの良い場所に置かれたアサガオ。この家で起きた虐待事件。逮捕されたのは川村和也容疑者(29歳)。被害者は小学1年の長男でした。長男が通う苫小牧市内の小学校の通報で、虐待の事実が明らかになりました。(横内記者)「少年の顔に傷があったことを不審に思った女性担任が、少年を問いただしたところ今回の事件が発覚しました」(小学校の校長)「胸、背中に点々とロウソクを垂らして出来た火傷の跡が無数にあった」長男の体に100か所以上残されたロウソクの跡。警察の調べに川村容疑者は「しつけのためにやった」と答えているといいます。虐待はゴールデンウィーク明けから行われていたことが、小学校の家庭訪問で分かっています。(小学校の校長)「何かあったのかと聞くと、言うことを聞かないのでせっかんしたと答えた」川村容疑者は去年1月に結婚して、妻の連れ子である長男と5歳の長女、結婚後に生まれた2人の子供と一緒に暮らしていました。(近所の人)「外に出たら親子仲良く遊んでいるのはよく見た虐待のような跡は見たことがない」これまでの調べで、5歳の長女にも左手に火傷の跡があり、川村容疑者から虐待を受けていた可能性が出ています。アサガオの世話をすることも出来ず、児童相談所で夏休みを過ごす長男。警察は虐待は日常的に行われていたとみて、川村容疑者の身柄を検察庁に送ってさらに追及する方針です。

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