2007年10月13日土曜日

マンションが突然の販売延期

札幌市内に建設中の分譲マンションー。モデルルームも出来て、販売を間近にしていましたが、突然、延期となりました。その理由は、こちら「新幹線」です。(野口記者)「JR桑園駅前に建設中のマンション。来年末に完成予定だったが、販売が中止になった」販売が延期されたのは東急不動産と東京建物が建設中のマンションです。来年12月の完成を目指していました。緊急地震速報の受信機など最新設備を備え、桑園駅前という利便性もあって前評判は上々でした。しかし、今月6日からの販売が直前になって延期されました。そのわけはー現在、新青森と新函館間が工事中の北海道新幹線です。道などが新函館から札幌までの延伸を国に求めていて、2020年度までの開業を目指しています。札幌までの延伸が決まった場合、ルートは、小樽からトンネルを通って、西区宮の沢周辺で地上に出ます。建設中のマンションは、JR函館線のすぐ南側で、いまの計画だと新幹線の高架がおよそ7メートルほどマンションの敷地に食い込んでしまいます。マンションの計画変更を要請した鉄道建設支援機構は、今回の措置は、売主からの問合せがあったためで、ルート上の他の建物の立ち退きや用地買収は延伸が決定してから始めるとしています。(鉄道建設・運輸施設整備支援機構:佐藤宏さん)「新幹線の構造物がマンションに接触することが判明し、建設計画の変更をお願いした」不動産の専門家は、今回の動きについてこう話します。(インフォメーションシステムキャビン・志田真郷社長)「新幹線がくることが具体的になりルートの一部が見えてきた。札幌延伸が現実味を帯びてきたということで大きな意味がある」1兆800億円という巨額の建設費のメドもたっていませんが、札幌までの新幹線延伸が、動き始めています。

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