2007年7月25日水曜日

メール119番もっと使って!! 聴覚障害者向け通報システム 札幌

 聴覚や言葉が不自由な人が携帯電話やパソコンのメールを使って、救急車などの出動を要請する「メール119番」。札幌市消防局と社団法人・札幌聴力障害者協会は二十七日午後七時から、中央区大通西一九の同市視聴覚障がい者情報センターで、このシステムを説明する講習会を開く。
 同市は電話による火災や急病の通報が困難な人のために、二○○四年十一月からメール119番を導入。しかし、現在の登録者数は百八十七人で、市内の約五千六百人の聴覚障害者に幅広く浸透していないのが実態だ。このシステムによる出動件数も、救急車十四回にとどまっている。
 このため、市消防局と同協会は障害者団体に入っていない人も対象にした初の講習会を開くことにした。講習会では、受講者が持っているパソコンや携帯電話の機種に応じて、使い方を分かりやすく解説する。
 市消防局は「メールの使い方が分からない」という高齢者の声を受け、今年四月からはメール以外にファクスや郵便での登録を可能にした。講習会では簡略化した登録手続きについても説明する。
 市消防局は「万が一の場合に役立つシステム。この機会に使い方を覚えてほしい」と、幅広い参加を呼びかけている。参加無料。希望者は当日、直接会場へ。問い合わせなどは市消防局(電)215・2080、ファクス261・9119へ。

(北海道新聞より引用)

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