2008年3月16日日曜日

手作りの良さをネット販売 東区の障害者12施設 パンなど90種

札幌市東区内にある小規模作業所と授産施設合わせて12カ所が14日、共同でネットショップ「タッピーショップ御手作場(おてさくば)」を開設した。各施設で作っている食料品や日用品など約90種類を販売。売り上げを通所する障害者の工賃などに当てる。
 同区では毎月、区役所などを会場に、区内の共同作業所などが福祉バザーを開いているが、より多くの人に商品を買ってもらおうとネットでの販売を思い立った。
 二月下旬に「東区小規模作業所等ネットショップ運営委員会」を設立。光共同作業所(北二六東一五)内に事務局を設置するとともに、同区からホームページ制作費として約三十万円の助成を受けて準備を進めてきた。
 取り扱う商品は、ケーキや天然酵母を使ったパン、木工品、ラベンダーの香りがする消臭スプレーなどさまざま。二千円以上から注文を受け付け、代金の入金確認後、商品を発送する(送料別)。
 店名の「タッピーショップ御手作場」は、東区のマスコットキャラクター「タッピー」と、札幌開拓の祖と言われる大友亀太郎(一八三四-九七年)が現在の東区に開設した開墾農場の名前を合わせた。東区らしさと、新しいことにチャレンジする意気込みを表現している。
 運営委員会の徳野昌美委員長は「タッピーショップは通所者の励みにもなる。多くの人に手作りの良さを伝えたい」と話している。ホームページはhttp://www.tappyshop-otesakuba.com/

(北海道新聞より引用)

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